今週、早稻田松竹で「ザリガニの鳴くところ」を観た際、チケットを買ってから映画の開始時間まで余裕があったので、ちょっと離れているが要町にある名曲喫茶ショパンに行ってみた。前から行きたいと思っていたが行く機会が無かった。
要町の駅で降りて歩いて10分くらいか、住宅街の中にある。中に入ってみると先客は無く、大きなスピーカーの真正面の大きなテーブル席に座った。店主の宮本英世氏はクラシック音楽評論家としても有名で、氏の書いた本が店内のテーブルにずらっと並べてあった。私の持っている一冊もあった。コーヒーを注文して音楽に耳を傾けると、フランクのバイオリンソナタだ。店内はそれほど広くなく大人数は入れない、混んでるときは相席になるのであろう。壁には宮本氏がインタビューを受けた新聞記事の切り抜きや、フルトベングラーやトスカニーニの写真があった。レコードはCDを使っているようだ。
30分ちょっと滞在しただろうか、閑静な住宅街の中にあり、落ち着いた雰囲気で贅沢な時間を過ごせた。この店は商業目的と言うより店主のクラシック音楽にかける思いを少しでも普通の人に伝えて普及させたいという思いでやっているのだろ。おそらくお住まいもそこだろうから、ご自宅のレコード鑑賞部屋を一般公開しているようなイメージなのかもしれない。いつまでもお元気で続けてもらいたい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます