ゆっくり行きましょう

気ままに生活してるシニアの残日録

映画「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」を観る

2024年10月12日 | 映画

映画「ビバ・マエストロ!指揮者ドゥダメルの挑戦」を観に行ってみた、2022年、103分、アメリカ、監督テッド・ブラウン、原題Viva Maestro!

1981年ベネズエラで生まれ、10代の頃から天才指揮者として巨匠たちの薫陶を受けてきたグスターボ・ドゥダメル、ベネズエラを代表する音楽教育プログラム「エル・システマ」の責任者であり、音楽で子どもたちを救う夢を追い母国の若手音楽家からなるシモン・ボリバル・ユースオーケストラを率いて活動し、2004年「第1回グスタフ・マーラー国際指揮者コンクール」に優勝、2009年には28歳にしてロサンゼルス・フィルの音楽監督に就任した。

しかし2017年、ベネズエラの反政府デモに参加した若き音楽家が殺害された事態を受け、音楽教育者としてマドゥロ政権批判を新聞に展開、大統領府と対立したことでユースオーケストラとのツアーは中止に追い込まれ、祖国へ足を踏み入れることすら禁じられてしまう・・・・

観た感想などを述べると

  • ドゥダメルはテレビで何度か見た指揮者で、その存在は知っていたが、彼がベネズエラ人というのも忘れていたし、祖国の暴政と戦っているとは知らなかった、ベネズエラという国のことも政情不安定というのは知っていたが、それ以上知らなかった
  • 彼は2004年のマーラー指揮者コンクールで優勝したが、その時に3位に入賞したのがウクライナ人の女性指揮者オクサーナ・リーニフ(Oksana Lyniv、1978年生れ)だった、彼女もNHKBSのクラシック音楽番組で何回か見たことがある、彼女は2021年に女性で初めてバイロイト音楽祭の指揮台に立つほどの指揮者(24年まで4年連続で登場)、その彼女の祖国もあんなことになるとは本当に大変だ、彼女の方はWikipediaによれば2024年いっぱいはボローニャ市立歌劇場の音楽監督にあるようだ
  • この映画では実在の人物が出るのでいろいろ興味深い、サイモンラトル、ロサンゼルス・フィル、ベルリン・フィルなどのメンバーも出てくるので面白かった、ベルリン・フィルのホルン奏者サラ・ウィルスも出ていたのでうれしくなった

  • 映画の中で演奏される曲もベートーヴェンの「運命」やプロコフィエフ「ロミオとジュリエット」、ドヴォルザークの「新世界」、チャイコフスキー4番、マーラーの5番など知っている曲も多くて良かった
  • ドゥダメルがベネズエラに帰れなくなってからは祖国のオーケストラを指導するのはZoomのようなPCの画面で祖国とつなぎ、演奏を聴いて指示を出すなど、ITの進化のおかげで従来では考えられないようなことができるようになったんだなと驚いた
  • 彼が、祖国の音楽教育プログラム「エル・システマ」について、エル・システマは音楽を通じて社会を改革するプログラムであり、音楽には人々を団結させる力があると信じていると語っているところが印象的だ、また、芸術は人々を楽しませるだけではなく、社会を癒し、人々の魂を癒すとも言っている、不要不急のものではないということでしょう
  • オクサーナ・リーニフも、昨年来日したときのインタビューで「アルメニアとウクライナの両親を持つ私は、大きな苦しみを感じています。ただ、いま起こっている悲惨なことだけを見るのではなく、芸術を大切にしてほしい。世界で血が流れ続けている恐ろしい時代ですが、舞台を成功させてそれを世界に運び、魂の喜びを分かち合う活動は非常に重要です。なぜなら『音楽をしよう、戦争ではなく』というメッセージを伝えられると思うからです」と述べている、皆さん同じ気持ちなのでしょう
  • 映画の中に頻繁に出てくるベネズエラの黄・青・赤の3色の国旗の色が頭に焼き付いた、ポスターにもその三色が使われていた

なお、ドゥダメルは2026年にラテン系指揮者で初のニューヨーク・フィルの音楽監督就任が決定している

クラシック音楽好きの人は見る価値があるでしょう


第32回 和波たかよし アフタヌーンコンサート~デュオの喜び

2024年10月10日 | クラシック音楽

東京文化会館小ホールで開催された「第32回 和波たかよし アフタヌーンコンサート」を聴きに行ってきた、B席4,000円、14時開演、16時15分終演、座席は半分以上は埋まっていた

「アフタヌーンコンサート」は、コンサート演奏の合間にトークを交え、リラックスした雰囲気でクラシックの名曲に耳を傾けようとする公演で40年前から続けているもの

出演

ヴァイオリン:和波たかよし
ピアノ:土屋美寧子

曲目

モーツァルト:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 KV454
ブラームス:ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第2番イ長調op.100
グリーグ:ソルヴェイグの歌
グリーグ:ピアノとヴァイオリンのためのソナタ第2番ト長調op.13

(アンコール)
ブーランク:間奏曲(インテルメット)第2番(だと思う、曲名をよく聞き取れなかった)
ポルディーニ:踊る人形

鑑賞した感想などを述べたい

先ずは、出演者について

  • 和波(わなみ)たかよし氏は、1945年生まれ、4歳よりヴァイオリンを始め、1962年第31回日本音楽コンクール第1位、パリのロン=ティボーなどの国際コンクールでも入賞。さらに「点字毎日文化賞」「文化庁芸術祭優秀賞」などを受賞し、2005年には紫綬褒章、2015年には旭日小綬章
  • 土屋美寧子氏は、和波たかよしのパートナー、40年余り一緒に演奏してきた、5才よりピアノを始め、東京芸術大学、およびドイツ・フライブルク音楽大学卒業。1976年から国内各地で定期的にソロリサイタルを続けている。国内、国外で数多くの演奏、放送、CD録音を行っている
  • プログラムノートなどで調べてみると、和波氏は生まれつきの全盲という障害をお持ちで、それでもなおプロの演奏家になり80才近い現在までご活躍なのはすごいと思った、パートナーの土屋美寧子氏の協力も大きいだろうが大したものだ
  • 身体的ハンデを負って演奏をしている人としては片手のピアニスト舘野泉氏は知っていたが、他にも調べてみると少なくないのは驚いた、和波氏を含め社会はもっともっと注目して称賛しなければいけないと思った
  • 今日の観客には目に障害のある方が目立った、和波氏はその世界では生涯を乗り越えて活躍する芸術家として希望を与える存在なのでしょう、今日もかくしゃくとして、背筋をピンと伸ばして演奏されていた
  • 今日のコンサートは従来から、演奏するだけではなく、トークを交えることでクラシック音楽に気軽に接することを重視したやり方だそうで、これは時代の先を行っているともいえると思う、トークでは二人とも若々しくお元気なのがよくわかった
  • この日のトークでは、今年も多くの著名人が亡くなったが一番ショックだったのは小沢征爾氏だとして、小沢さんから呼ばれてサイトウキネンオーケストラに参加した思い出などを語ってくれたのは良かった

次に曲目について

  • モーツァルトのピアノとヴァイオリンのためのソナタは、彼の創作意欲が最も高まった時期の作品で、明るく優雅なたたずまいの中に、二つの楽器の生き生きとした対話が新鮮な生命力を感じさせる曲、今日聞いた曲の中では一番親しみが湧いた曲だった
  • ブラームス(1833-1897)のヴァイオリンとピアノのためのソナタは、1886年の夏にスイスのトウーン湖畔の別荘で作曲された、全曲を通じて抒情的な温かさに満ちている曲
  • グリーク(1843-1907)のソルヴェイグの歌は、同郷のイプセンから依頼され、彼の戯曲「ペールギュント」上演のために付随音楽を書いた中の1曲、放蕩者のペールを愛し続けたソルヴェイグが切々と歌う美しいメロディー
  • グリーグのピアノとヴァイオリンのためのソナタは、彼が24才の1867年に作曲された、飾り気のない若々しさと素朴な民族音楽の響きが、新鮮な空気のように心にしみる作品
  • 当初演目にはブーランクのヴァイオリンとピアノのためのソナタ「ガルシア・ロルカの思い出に」が含まれていたが、当日来てみるとブラームスの「ピアノとヴァイオリンのためのソナタ2番」に入れ替わっていた、公演冒頭で和波氏から、最近、ピアノの土屋氏の肩の調子が悪く、この曲を弾くには腕を左右にクロスするなど難しい部分があり、正確に所定の鍵盤にタッチできる自信が持てないので公演5日前に急遽、弾きなれているブラームスの曲に変更したとのことであった
  • ブラームスはグリークより10才年長であったが、今日演奏された彼の曲はグリークの曲より20年近く後の作品であるのが面白い、ブラームスの曲は彼が50代の円熟期の作品である一方、グリーグの曲は若さが目立つ24才の時の作品だと説明してくれた
  • 本日の曲目は初めて聴く曲ばかりであったが、お二人の演奏をじっくりと聴けて良かった

すごい芸術家の演奏を聴けて感動しました、お二人の息はぴったりと合って、素晴らしい演奏でした、いつまでもお元気でご活躍ください


巾着田曼殊沙華まつりに行く

2024年10月09日 | 街歩き・国内旅行

秩父観光が終わった後、埼玉県日高市で開催中の巾着田曼殊沙華まつりに行ってみたくなった、テレビで何度か紹介されていたので、一度行ってみたいと思っていたところである

秩父の駅前から車で1時間弱だったろうか、299号線を走って巾着田(きんちゃくだ)に到着した、秩父からの道はずっと下り坂であり、秩父の標高はずいぶん高かったのだなと気付いた、気温も秩父は22度、巾着田は30度であった

ここは巾着田曼殊沙華公園となっている、もらったパンフレットによれば、昭和40年代後半に日高市が取得して整備を始めると9月頃に一斉に曼殊沙華が咲き出した、これはおそらく河川の増水等により流れてきた漂流物の中に混じってきた球根が根付いたものと考えられるとのこと、500万本もあるというから驚きだ、曼殊沙華はちょうど彼岸の頃に咲くのでヒガンバナとも言う

曼殊沙華まつりは9月10日から10月15日まで開催されており、この日は「見ごろ」と看板に表示されていた、平日だったため駐車場もそれほど混んでなく、直ぐに入れた、入場料は500円

ここが巾着田というのは、この付近で高麗川が蛇行しており、その蛇行の形が巾着のようになっており、その巾着の中の部分の土地に曼殊沙華が咲いているからである、散策マップを観るとまさに巾着のような形になっていた

ここには平成29年に上皇上皇后陛下もお見えになり、満開の曼殊沙華をご覧になったという

この日は3番入口から入り、川沿いに咲いている曼殊沙華をゆっくり鑑賞した、先ずは上流エリアに、こちらは早咲きの曼殊沙華があり、少し枯れだしているものもあった

次に下流エリアに行き、同じように川沿いに咲いている曼殊沙華を見て歩いた、公園内はそれなりの人通りで、土日には大変な混雑だろうと想像できる

曼殊沙華は赤色が大部分だが、ところどころに白い花があり目立っていた、約1か月くらい咲いているので多くの人が楽しめる

2、3年前に春日部の権現堂堤に咲いている曼殊沙華を観に行ったことがある、こちらの方も多くの曼殊沙華が咲いていたので観る価値はあるでしょう

楽しめました


秩父観光

2024年10月08日 | 街歩き・国内旅行

テレビで「新美の巨人たち」という番組があり、2022年10月に「秩父アート巡り」というテーマの放送があり、秩父の街を紹介していたのを見て、行ってみたいと思っていた、秩父はゴルフでしか来たことがない街だ

テレビで紹介していたのは、美しき森の都の秩父のアート巡り、具体的には

  • アニメの舞台になりアニメファン巡礼の地になっているいくつかの場所
  • この地域の伝承の美(秩父夜祭、小鹿野歌舞伎、秩父銘仙)
  • レトロな町

車生活になれているので、愛車を使って日帰りで行くことにした、Googleマップで調べると自宅から2時間半と出たので、朝は6時に出発して、家の近くのコンビニで朝食を買って車中で食べ、8時40分過ぎに西武秩父駅に到着した、この駅もアニメ巡礼地だ

近くのコンビニで買い物をして、西武秩父駅の駅前を散策、バス乗り場には三峯神社に行く人の大行列ができていた、車でさらに1時間かかるので、我々は今回はあきらめた、もう3時間近くも運転していたので

9時に駅前の秩父観光情報館に寄り、アニメの舞台探訪マップなどを入手、これが3種類ありややこしい、「心が叫びたがっているんだ」、「空の青さを知る人よ」と「めんまのおねがいさがし」というアニメらしい、知らんけど

西武秩父駅から少し離れたところの有料駐車場に車を停める、300円だった、そこから番場通りに入る、レトロな店が並ぶ観光メインストリートとでもいう道

番場通り

都会では見れないハイヤーの乗り場

スーパーのベルク東町店(アニメ巡礼地)

小池煙草店、重要有形文化財、今はホテルに改造されている

秩父神社に、ここも巡礼地

秩父神社の本殿

本殿東側は「つなぎの龍」、北側は「北辰の梟」、南側は「お元気三猿」(よく見、よく聞いて、よく話そう)、正面には「子宝・子育ての虎」の極彩色の彫刻の飾りがある


近くの札所の池に住み着いた龍が暴れたとき、この彫刻の龍を鎖でつなぎ留めたら龍は現れなくなった、髭のように見えるのが鎖

次に、神社のすぐ近くの「秩父まつり会館」に、入場料500円

そこから歩いてすぐの秩父線の秩父駅、地場産業センターのビル(アニメ巡礼地)に

お土産に「秩父自慢」(八幡屋本店)を買う、690円

さらに歩いて、武甲酒造に

純米大吟醸1,100円を1本買う、酒蔵見学は10人以上の団体の事前申込のみ可能とのことで諦める、後日飲んだら非常にうまかった

さて、ここで11時15分くらい、疲れてきた、雨もパラパラ降ってきた、駅前のメインストリートの299号線を歩いて先ほどの番場通りの小池煙草店の向かいにある洋食屋パリーで昼食を取ると決める

メインストリー沿いに松竹のレトロな建物、秩父国際劇場とあるが、あとで調べてみると昭和58年まで稼働していた元映画館、リノベーションして現在はカジュアルイタリアンレストランTRAGHETTOになっている

パリーに到着、ちょうど開店時間だ

私はラーメンとソースかつ丼セット、嫁さんはオムライスとクリームソーダセット、店内はすぐに満員になった

食後は、歩くのはもうつらいので、車に乗って町はずれの旧秩父橋(アニメ巡礼地)に行ってみる、車を停めるところが無さそうなのでゆっくり通過して嫁さんに写真を撮ってもらう、やはり歩きでは無理な距離だった

さて、これで1時くらいになったか、まだ羊山公園見晴しの丘、定林寺、道の駅、ちちぶ銘仙館など、いくつか見ても良いと思うところがあったが、もうこんなもんで良いかと、との結論になり、東京方面に帰る道を往路とは変えて、299号線を下り、正丸峠を通過し、日高市にある巾着田曼殊沙華公園で満開の曼殊沙華を見て帰ることにした、その模様は別投稿で

結構遠かった、電車が良いかもしれない、所沢から急行で1時間だ

お疲れ様でした


中井精也写真展「ゆる鉄絶景100」を鑑賞する

2024年10月07日 | 美術

この日はゴルフに行った帰りに筑西市のしもだて美術館に寄って開催中の、中井精也写真展「ゆる鉄絶景100」中井精也が捉えた100の鉄道名景、を観ることにした、入場料はJAF会員証を見せて100円割引で500円、ゴルフの帰りに何回か立ち寄ったことがある美術館だ

この展覧会は、筑西市誕生と中井精也氏の人気ブログ「1日1鉄!」がともに20周年を迎えることを記念するために企画されたもの

中井精也氏は1967年、東京生まれ。12歳の時に鉄道写真に目覚め、大学卒業後は写真専門学校に通う。2000年に山崎友也氏とともに有限会社レイルマンフォトオフィスを設立。JR時刻表の表紙や西武鉄道のカレンダーなどを手掛ける。2004年春から毎日1枚必ず鉄道写真を撮影するブログ「1日1鉄!」を継続中。テレビにもよく出演しているし本も出している人気カメラマンだ

展覧会では、中井氏のライフワークであり、鉄道が持つ旅情やローカル線で感じるゆるい空気感をテーマとした「ゆる鉄」作品から誰もが息を飲むような鉄道絶景まで、宝物のような100の名景が展示されている

中井氏の写真をゆっくり鑑賞すると、

  • 日本のほのぼのとした田舎の風景の中に走る小さなローカル線の電車の組み合わせの写真が多く、観たあとほっこりした気分になった
  • 四季それぞれ、天気それぞれ、時間もそれぞれの組み合わせがあり、観ていて飽きない
  • 鉄道が中心になっている写真と、電車が景色の中にひっそりと埋もれるように映っている写真の両方があった
  • 大自然の中だけでなく、都会の路面電車など人間も多く映っている写真があった
  • 写真マニアではないので、どんな写真が良い写真なのかわからないが、被写体の鉄道自体をぼやかしてとっている写真もあって面白かった
  • この写真を撮るのはさぞかし大変だったろうな、と思う写真も多かった

展覧会は写真撮影OKだったので、いくつか良いなと思った写真の中から少し紹介したい


めがね橋に花開く銀河鉄道の夜(根室本線)


世界を魅了する第一只見川橋梁(只見線)


別寒辺牛湿原に伸びる一直線の鉄路(根室本線)


下町風情を残す三ノ輪橋停車場(都電荒川線)


青もみじのトンネルをゆく(叡山電鉄)


瀬戸内海を望む絶景駅(予讃線、下灘駅)

楽しめました


岩瀬桜川CCでゴルフをする(2024年2回目)

2024年10月06日 | ゴルフ

茨城県桜川市の岩瀬桜川カントリークラブでゴルフをしてきた、好きなコースである、場所が不便であまり注目されていない地味なコースで、若者はまず来ないが、コースレイアウトは面白いし、空いていることが多いので気に入っている、天気は曇り時々晴れ、最高気温は30度弱

このコースは、1989年10月(平成元年)開場、母体は住宅建設の東和工務店で大平洋クラブ系の中断計画を買収して独自に建設した、バブル崩壊後は入場者数の低迷に見舞われ、経営権をめぐるトラブルも発生したことで、債権者から破産が申し立てられ、平成16年3月に破産宣告を受けた、その後不動産業の(株)カネヒロ(東京都千代田区)が買収して現在に至る

コースは18ホール、6,785ヤード、ベントワングリーン、自走カート(ナビ付き)でフェアウェイ乗り入れOK、適度にアップダウンがあり、池越え、谷越えなどがあり変化があってコース素材としては素晴らしい、手入れもまあまあだ、グリーンが猛暑でところどころ剥げている部分があるが許容範囲、ラフが伸びすぎているところがありボールが探しずらい、ティーグラウンドの芝も少し伸びすぎ、猛暑も終わったのでそろそろ刈ってほしい

この日は8時半くらいのスタート予約をとり、7時45分頃到着、前はガラガラなので8時過ぎにはスタート、すいすいラウンドできてストレスフリーであった、カートの乗り入れもOKで楽ちんゴルフであった、グリーンスピードは8.1ftと出ていたがもう少し早い感じがした、レギュラーティーのティーマークがスコアカードの距離より短いところが何か所かあった

10時に前半が終わって、早すぎる昼ご飯を食べたが、朝が早かったのでおいしく頂いた、1時過ぎにはコースを後にした、あまりに早い終わりなので、今日は帰る途中の下館駅近くのしもだて美術館に寄って帰ることにした、その鑑賞記録は別投稿で

十分楽しめた一日でした


日本モーツァルト協会 第661回例会/郷古廉の深遠なる世界 IIIを聴きに行く

2024年10月05日 | クラシック音楽

東京文化会館小ホールで開催された日本モーツァルト協会 第661回例会/郷古廉の深遠なる世界 III を聴きに行った、18:15開演、終演19時30分、全席自由席の6,000円、満員盛況であった、モーツアルトファンか郷古ファンのせいか

開演時間が19時の公演が多いが今日は15分早い18時45分であった、これはおそらく大ホールで19時開演のクラシック音楽公演があり、同じ開演時間にすると終演時間も重なり混雑するため、少し時間をずらしたのではと思った

出演

ヴァイオリン・指揮:郷古 廉
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

曲目

モーツァルト:

アダージョ ホ長調 K261
ヴァイオリン協奏曲第3番 ト長調 K216
ヴァイオリン協奏曲第2番 ニ長調 K211
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調 K218

日本モーツァルト協会とは、ホームページによれば

モーツァルトの音楽を気軽に楽しむ愛好会です。1955年のモーツァルトの誕生日1月27日に設立されました。1995年よりNPO法人として運営されています。現在の会員数は500名を超えております。

主な活動は

月例コンサート(例会)の開催、講演会の開催、サークル活動、会報の発行、欧州旅行の催行・懇親会の開催などの行事、他団体主催の演奏会の後援・会員への割引価格提供など

郷古 廉について

1993年生まれ、宮城県出身、2006年第11回ユーディ・メニューイン青少年国際ヴァイオリンコンクールジュニア部門第1位(史上最年少優勝)。2013年ティボール・ヴァルガ国際ヴァイオリン・コンクール優勝などの受賞歴がある、2007年12月のデビュー以来、読売日響、大阪フィルなど内外のオーケストラと共演。2024年4月よりNHK交響楽団第1コンサートマスター

東京フィルについて

1911年創立。日本で最も長い歴史をもつオーケストラ。シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ。新国立劇場でのオペラ・バレエ演奏などで有名。

この日のオーケストラ編成は、曲目で若干変化はあったが、私が座った座席から見える範囲では、第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラがそれぞれ4名、チェロ3名、コントラバスとホーボエがそれぞれ2名、フルート、ホルンがそれぞれ1名の編成であったように見えた

演目について

郷古 廉が主役なのでしょうから曲目はすべてバイオリン協奏曲であった、当日もらったプログラムによれば、モーツアルトはヴァイオリンの腕前も相当なものだったとのこと、ヴァイオリン協奏曲は1775年に4曲を作曲して、それが最後になった、しかも半年の間に作曲された、これらの経緯は不明

アダージョK261

ヴァイオリン協奏曲第5番の第2楽章の代用曲とみられる曲、第5番ではオーボエが使われているが、この曲ではフルートが使われている

ヴァイオリン協奏曲3番

第2番から飛躍的進歩がみられる、あとのシンフォニックな協奏曲への第一歩を記した作品、当時のフランス的な趣向が取り入れられている

ヴァイオリン協奏曲2番

一連の協奏曲の基礎が築かれた作品、フランス風の優美な音楽

ヴァイオリン協奏曲4番

ヴァイオリンの輝かしい表現力や技巧が前面に出されている点が特徴で、高音の使用も際立っている

この日の演奏では、郷古が弾き振りによりオーケストラをコントロールしていた、4曲聴いた中ではヴァイオリン協奏曲第3番が一番親しみやすかった、郷古の演奏は素晴らしいと思ったが、まだ若いのだからもっと海外で挑戦してほしいと思った、日本国内ではN響のコンマスは最高峰であろうが、その地位で満足する人ではないと思うがどうだろうか

なお、この日はアンコールで1曲演奏してくれたが、曲目はホームページ、Xには出てなかったのでわからなかった、東京芸術劇場のように公演終了後にホワイエに掲示してもらえると有難い

楽しめました


とんかつすぎ田でロースかつを食べる

2024年10月04日 | グルメ

台東区寿三丁目の「とんかつすぎ田」に行ってきた、何回も来たことがあるとんかつ屋だ、寿三丁目の交差点から浅草の方に向かってすぐ、あのペリカンカフェと同じ国際通り沿いにある

ここに初めて訪問したのはもう20年前か30年前であろうか、まだ先代の店主がとんかつを揚げていたころだ、グルメ関係の本か雑誌で紹介されていたので嫁さんと一緒に訪問した、それ以来、浅草や蔵前に来るときはたまに訪問する

この日は、夜7時前から東京文化会館でクラシック音楽の公演があるので、その前の腹ごしらえで、いつもの通り、蔵前近辺や稲荷町、田原町あたりで適当なところに行こうと思っていたが、久しぶりにすぎ田のとんかつが食べたくなった

ここは夜は午後5時開店、5時ちょっと過ぎに訪問してみると、長いカウンター席は半分くらい埋まっていた、奥の方のカウンター席を案内されて腰掛け、メニューからロースかつとご飯、豚汁を注文した、3,200円

席でゆっくり店主がとんかつを作るのを見ていたいが、端の方の席だったので良く見えなかった、この店に来て驚くのはとんかつを揚げる油がいつも黄金色の新しいものを使っていることだ、これはなかなか出来ないことだろう、黒くなって劣化した油も使っている店が大部分なのではないか

さて、5時過ぎに最初に入った客のとんかつを全部まとめて揚げていたようで、私の分も含めて料理が出てきた、食べてみると味は上品で、衣もからっと揚がっているが、チクチク口内に刺さるようなギザギザなものでなくソフトな感じ、肉も柔らかい、ご飯も非常においしい。あっという間に食べてしまった。

この日に食べた感想としてはロースではなくヒレで良かったかなと感じた、年取ってきたのでロースの脂身がちょっときつくなってきた

満足しました、会計や配膳をしている若い男性も礼儀正しく明るく振る舞い、非常に好印象だった、店主の息子さんか? ちなみにこの店は2024年もミシュランのピブグルマンに選ばれたようだ

おいしく頂きました、また来ます


テレビでヨーロッパの夏のコンサートを観る

2024年10月03日 | クラシック音楽

NHKの番組で例年、ウィーンとベルリンでの夏のクラシック音楽の野外コンサートの模様を放送してくれるので楽しみにしている。今年も9月2日に放送されたので録画して観た

最初は、ウィーン・フィル シェーンブルン夏の夜のコンサート2024、収録は2024年6月7日、場所はシェーンブルン宮殿の庭園

<曲目>

  楽劇「ワルキューレ」から 「ワルキューレの騎行」
  歌劇「タンホイザー」から 「おごそかなこの広間よ」ワーグナー作曲
   「わが祖国」から 交響詩「モルダウ」
  歌劇「二人のやもめ」から ポルカ
  歌劇「売られた花嫁」から 「道化師の踊り」スメタナ作曲
  歌劇「運命の力」序曲、「神よ 平和を与えたまえ」ヴェルディ作曲
   「ルードゥス・プロ・パトリア」から 「夜と愛」オルメス作曲
  バレエ音楽「ガイーヌ」から 「剣の舞」ハチャトゥリヤン作曲
   「舞台管弦楽のための組曲」から ワルツ第2番ショスタコーヴィチ作曲
  喜歌劇「チャールダーシュの女王」から 「私の故郷は山にある」カールマーン作曲
  ワルツ「ウィーンかたぎ」ヨハン・シュトラウス作曲

<出演>

  ソプラノ:リーゼ・ダヴィドセン(1987年、ノルウェー、ソプラノ)
  管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
  指揮:アンドリス・ネルソンス (1978年、ラトビア)

観た感想を述べると

  • 今回の指揮者はネルソンス、Wikipediaを見る限り、特に指揮者コンテストなどの優勝歴はないが、実力と良き指導者に恵まれたのだろう、ここまで有名になるのは大したものだ
  • 歌手のダヴィッドセンはは久しぶりに観たが、今回は大人びた化粧や髪のセットで以前の童顔が残る可愛らしい顔つきとは全く異なった大人の雰囲気を出していた、これはこの日に歌った「運命の力」や「タンホイザー」のためか、歌唱力は素晴らしいと思った
  • 曲を聴いていて、ショスタコーヴィチ作曲の「舞台管弦楽のための組曲」ワルツ第2番が何とも言えず哀愁に満ちたメロディーでまるでメロドラマでかかる音楽のようだった、と言っては失礼か、ショスタコーヴィッチがワルツを作曲していたとは初めて知った、この曲は「山猫」などの映画で使われている

Dmitri Shostakovich - Waltz No. 2

  • 出演者では今年春に東京春音楽祭に来日していたライナー・ホーネックの元気な姿が確認できて良かった(その時のブログ)、また、日本人の奏者として、チェロのベルンハルト・直樹・ヘーデンボルクが頑張っていたのがわかった、彼の兄のヴィルフリート・和樹・ヘーデンボルクも第1ヴァイオリンとして在籍しているがテレビではわからなかった、彼ら兄弟は日本人のピアニストの母とスウェーデン人のバイオリニストの父を持ち、テレビで紹介されていたのを一度見て知った、ウィーンフィルのホームページ団員紹介ではWilfried Hedenborg、Bernhard Hedenborgとして紹介されている

次は、ベルリン・フィルのワルトビューネ・コンサート2024、収録は2024年6月22日、場所はワルトビューネ野外音楽堂(ベルリン)

<曲目>

  交響詩「はげ山の一夜」、ムソルグスキー作曲/リムスキー・コルサコフ編曲
  ピアノ協奏曲 第1番 変ニ長調 作品10プロコフィエフ作曲
  練習曲 第6番、フィリップ・グラス作曲
     亡き王女のためのパヴァーヌ、ラヴェル作曲
   「ダフニスとクロエ」組曲 第2番、ラヴェル作曲
     ボレロ、ラヴェル 作曲
   組曲「ムツェンスクのマクベス夫人」作品29aアレグレット、ショスタコーヴィチ作曲
  ベルリンの風パウル、リンケ作曲

<出演>

  ピアノ:ユジャ・ワン
  管弦楽:ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  指揮:キリル・ペトレンコ

感想としては

  • 今年の注目は何といってもピアニストのユジャ・ワン(1987年、中国)だろう、知らなかったが、超ミニスカートなど露出がすごい衣装を着て聴衆の目を驚かせ、華麗なテクニックで演奏する人気ピアニスト、この日は評判通りのコスチュームで出てきた、プロコフィエフのピアノ協奏曲の1番の難しい演奏を華麗なテクニックで演奏してくれた
  • ベルリンフィルの演奏者としては、これも何といっても第1コンサートマスターの樫本大進だろう、元気な姿で演奏している姿は頼もしく、日本人として誇らしい、黒髪のままの姿が好きだ、黒髪は日本人のアイデンティティだ

  • 彼以外では、ヴィオラの清水尚子だと思うが、日本人が出演していたのはうれしい、また、ホルンのサラ・ウィルスが元気な姿で演奏していたのが見れてうれしかった
  • 何年か前にテレビでサラ・ウィルスが中南米のどこかの国に行って、マンボを演奏するなどのいろんな体験をした番組を放送していたの見て偶然知り、ファンになった、彼女がその時、自分はベルリンフィルという大きな組織に所属してホルンを演奏できるということが非常にうれしいと語っていたのを覚えている、ベルリンフィルの団員の紹介では、彼女はアメリカ生まれで東京でも暮らしたことがあるとのこと

さて、2つの夏の屋外コンサートを観て感じたことを若干述べたい

  • クラシック音楽を屋外で演奏するというのは相当無理があるような気がする、今回のシェーンブルン宮殿には従来より観客を増やしたように思う、まして、ワルトビューネは2万人だというから、拡声装置と大きなスクリーンを使っての演奏になり、屋外に適した曲でないと無理があると思った
  • ビジネス的にはより多数を集客できる屋外コンサートは十分ペイするのでしょう、値段も普段より高く設定できてるかもしれない、放映権料収入も大きいのでしょう
  • 欧州は商品でもサービスでも日本とあまり変わりないものでも高級に見せるテクニックに長けている、屋外コンサートの照明や会場の設定など、人を引き付ける魅力あるものにするのがうまいと感心する、逆に日本人は全くこのようなことに疎い、宝の持ち腐れはいっぱいあるでしょう
  • シェーブルん宮殿でもワルトビューネでもとてもトイレに行けないでしょう、そんなことがワルトビューネのレビューに書いてあった、ワルトビューネは階段の段差が不規則で年寄は危ないとも書いてあった、だが、そこまでしても見たいものなのでしょう

楽しめました


セブンハンドレッドクラブでゴルフ

2024年10月02日 | ゴルフ

栃木県さくら市のセブンハンドレッドクラブでゴルフを楽しんだ、何回か来たことがあるコースだが久しぶりである、家から車で2時間以上かかるので足が遠のいていた、天気は晴れ、日中の最高気温は30度、秋めいてきてゴルフがやり易くなった、今日は氷嚢は持ってこなかった

1980年5月(昭和55年)開場、設計は和泉一介、18番ホール、パー72、7,007ヤード、経営は(株)セブンハンドレッド、それ以上の情報はなし

コースはベントのワングリーン、ナビ付き乗用カートでラウンドだがフェアウェイ乗り入れ不可、リモコンなし、夏場の猛暑時はきついかもしれない、コースレイアウトは面白く、適度なアップダウン、池が絡むホールがいくつかあるが、フェアウェイは広く、コース整備も良かった、ただ、グリーン上のボールマークは修復していないものが多かった、また、グリーンの面積は広くパットで苦労した、スピードも9.0はあった感じ

クラブハウスもきれいにメンテされており、ロッカー、風呂場などは広々している、レストランはメニューは普通だが、サラダバー無料、スイーツ無料がうれしい

この日は、そんなに混んでいなかったが途中のホールではほとんどティーショットを待たされた、それでもハーフ2時間15分くらいだったので許容範囲内、あと、ティーマークの位置がスコアカードの距離より短いところに設置してあるホールがいくつかあったのは残念だ

ここは近くの喜連川温泉のホテルと提携した宿泊パックもあるので、宿泊プレーを企画してみたいと思った

車で行く途中、常総ライン294号線の寺内から高根沢までの30キロくらいの間の真岡南バイパス(408号線)がスピードが出せる高速度道路のような道だが、途中、3か所、渋滞する交差点がある、そのいずれも立体交差などを建設中で、あと1年以内には完成するのではないかと思われる、そうなったらかなりの時間短縮ができると期待している

車好きな我々夫婦は遠距離ゴルフは必ずしもつらくない、日が長い時期はアフターゴルフで観光やショッピングを楽しむ場合もある、なるべく高速を使わず一般道を走り、知らない土地を運転する楽しさもある、ただ、年とともに集中力の持続性に衰えがあるだろうから、2時間以上かかるゴルフ場は宿泊ゴルフも検討しないといけないでしょう

素晴らしいコースでした、お疲れ様です