なつかしい平成時代の高校生
茶髪とピアス
準くん
二年生の準が教務室に入ってきた。茶髪に鼻ピアスして、
腰からは長い鎖を二重に垂らしている。
私が声をかける「じゅんく~ん、もうすぐ三年生だね」
若い佳子先生も声をかける「じゅんくん、髪の色と成績は
比例することになっているのよ」
すかさず、私も反応する「鎖の長さと成績は反比例するんだからね」
準が言い訳した。
「僕はやりたく無いんですけど、強制されているんです。
賭けに負けちゃったから」
「なるほどね。しかし、賭博は犯罪なのだぞ」と言って、
私と佳子先生は顔を見合わせ苦笑い。
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