花咲く丘の高校生

平成時代の高校の授業風景を紹介したり、演歌の歌詞などを英語にしてみたり。

たかすえドータの歌-9 にほいくる

2025-03-06 | 英訳更級日記の和歌
にほひくる となりの風を 身にしめて ありし軒端の 梅ぞこひしき
においくる となりのかぜを みにしめて ありしのきばの うめぞこいしき
 その翌年(1023年)私が十六歳の4月真夜中に出火して、家は焼け落ちてしまった。火事のあと、私たち一家は別の家に移り住んだ。お向かいの家には、白梅や紅梅がいくつも植わっていて、つぎの年も早春には、風にのって花の香りがこちらにまで漂ってきた。するとまた、梅の老木のあった焼け落ちた家のことが、無性に思いだ出されるのだった。
にほいくる となりの風を 身にしめて ありし軒端の 梅ぞこひしき
The scent of the breeze permeating my heart from the garden next door reminds me of the dear plum blossoms that used to bloom by the eaves of my old home.
 scentント 香り   breezeリーズ そよ風  permeate~ミエイト 沁み透る   remindインド思い出させる  dearイア 愛しい 懐かしい 
 plum blossom 梅の花  bloomブルーム咲く eavesイーヴズ軒  

The scent of the breeze  そよ風の香りが    a
Pearmeating my heart from the garden next door隣家の庭から心に沁みてくる  b
Reminds me of the dear plum blossoms懐かしい梅の花を想い出させてくれる c
That used to bloom by the eaves of my old homeもとの家の軒端に咲いていた
               (和訳は、b→a→d→cの順にお読みください)
                    
  ↑積もる年月の雪に押されて枝がなびいてしまった軒端の白梅です↑

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1 コメント

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恋しき梅の香‥  (恭子 💖)
2025-03-06 21:50:03
あーもー、流れるような英訳にヤラレちゃいます
今更ながらに気付きましたが、原文はシラブルありきなのですが、英文のほうは意味重視になりますね。
これまで、あまりに自然な英訳を見せられて、ちょっと気付くのが遅れましたぁ‥(笑)
恭子は、懐かしい梅の花というのは Nostalgic plum blossoms かと思ったのですが、この場合、焼失した今は無き梅の老木を想い、ここは愛しいの意味を併せ持つ dear が的を得ているのだろうなと共感しました。

余談ですが、ピアノの世界でもハラミちゃんは耳コピの天才です。
パッと聴いて、パッと轢けちゃうんです。
一方「りほピアノ」の、りほさんは、初見の楽譜でサッと轢けちゃう天才です。
どちらがどうと言うことはありませんが、それぞれのやり方の違いなのだと思います。
恭子の英語は、耳コピフレーズ英語なんです。
なので文法は分からないです。

またの機会に書きますが、実は日本情緒のようなものが海外にも存在するんです


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