2016年LPGAツアー最終戦『LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』(賞金総額1億円、優勝賞金2,500万円)が11月24日、宮崎県宮崎市・宮崎カントリークラブ(6,448ヤード/パー72)で開幕した。強風が吹き荒れ、前日とは一変したタフなコンディション。各選手が忍耐の1日になった。大会1日目、68をマークし、4アンダーで首位に立ったのは、渡邉彩香。2位タイ、3アンダーはP.チュティチャイ、大江香織、李知姫が続く。2年連続賞金女王が決定したイボミは2オーバー、19位タイと出遅れた。(天候:晴れ 気温:14.1度 風速:9.1m/s)
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天国→地獄→天国。目まぐるしく変化する勝負の流れを、全身で感じながら渡邉彩香が首位に立った。「きょうは、バーディーを獲ったホール以外、ほとんどチャンスがなし。スリーパットが13番で1度あったけど、全体から見るとロングパットが決まったし、タッチがとてもいいと思う。まずまず、でした」。淡々と振り返っている。
前週は、9アンダーまでスコアを伸ばしながら、2日目の後半9ホールで大失速。まるで別人のような不調に見舞われ、予選落ちを喫した。「OBが2回。OBになりそうなショットが他にも2度、あった。27ホールまでは優勝争いをしていたのに…。それは、ショックだったけど、悪いことはシーズンがすべて終わってから考えればいい。そう気持ちを切り替えた」と明かす。予選落ちで思ってもいなかった、48時間の空白が-。「母が、買い物に行こうか? そう誘ってくれた。久しぶりです。ゴルフの話を一切しないのも新鮮でした。横浜の手前まで出かけて、素晴らしい休日」。
宮崎が好きだ。渡邉は太陽が似合う選手だ。14年のツアー初優勝は、アクサレディスゴルフトーナメント in MIYAZAKI。「宿泊するホテルや、食事のお気に入りの店などがあります。今年は公式戦優勝が目標だし、ラストチャンスにかける」といい、「前週は、調子が良くなってきたので、ガンガン行き過ぎたことが、反省点。今回は慎重にプレーします。でも、自分らしさを忘れずに」と気合を込めた。
強風対策のため、約1年ぶりに3Iを加えたクラブセッティングが奏功。それでも210ヤードを飛ばす。飛距離は最大のアドバンテージ。「4つのパー5の内、3つのホールは2オンが可能です」と輝きを取り戻した。
以上、日本女子プロゴルフ協会
渡邊彩香に期待したいが最後まで安定感があるのかについては不透明ですね。
スイング改造をきっちりやって開眼していればいいんですが・・・