ローリー・マキロイやタイガー・ウッズ、遡ればグレッグ・ノーマンに至る飛ばし屋たちのスウィングに共通することがあります。それはインパクトの直前の一瞬だけ、手元側にブレーキをかける動作。いわゆる「引き」と呼ばれるものです。
この「引き」の動作について、“飛ばしのスペシャリスト”吉田一尊プロが話してくれましたので、ご紹介します。
「引き」の動作は下半身がカギを握る
「引き」の方法について
「引き」の動作は、手や上半身の動きでやるよりも、下半身の動き主導で行われるべきだと思います。なぜなら、ヘッドが最下点を通過する前に、手元側にブレーキをかけておくというのがまずは必要なことで、これにはどうしても下半身の力が必要です。加速しているものを止めるわけですから、たくさんのエネルギーを要する。そのとき下半身の力を使わないと間に合わないのです。(吉田プロ)
下半身を止める動きはプロによって様々
下半身でブレーキをかけるやり方は、例えば右ひざを使うやり方があります。ダウンスウィングでは、普通右ひざが前に出るのですが、これをインパクト直前にキュッとヒザを伸ばして引っ込める。ローリー・マキロイは、この方法で下半身を止めて、ヘッドを走らせています。
やり方は違っていても、プロの場合は例外なく左足が強く踏み込まれています。松山英樹プロやアダム・スコットのスウィングを見ると、左足を強く踏み込むことで下半身にブレーキをかけて、そこから左足を伸ばすことで、さらに「引き」の動作を入れているのが分かります。特にタイガーはその勢いが強く、ジャンプしているかのように見えます。
飛ばすために必要な「引き」の動作。下半身の強さに相当な自信がある人は、実践してみてはいかがでしょうか。
以上、※月刊ゴルフダイジェスト2015年4月号より
エリエールレディスで2位だった比嘉真美子は、正にインパクト直前に両膝を伸ばす動作をしています。
遠心力が最大になることがよく分かったんですが、どうしたらそれができるのかとインターネットで検索したところ、吉田一尊プロのユーチューブが出てきました。
「スイングの胆が分かった」というすがすがしい気分になりました。
これを基本にスイング改造することを決めました。
身体で引き下ろし、膝を伸ばす動作でクラブを引き上げる。
引いて、引いてスイングする。
腕は使わなくても地球の重力を使って最大の遠心力が得られる。
即、アマゾンに本を注文しました。マスターするためのドリル解説があるそうです。
また、当ブログで紹介します。