「13日から訪中していた文在寅大統領に対する中国の冷遇ぶりは際立っていた。空港への出迎えは、外交長官ではなく次官補で、滞在中の10回の食事のうち、中国側が同席したのはわずか2回で、あとは“一人飯”。今回の事件もその延長線上で起こった」
こう韓国人ジャーナリストが怒りを露わにする事件が起きたのは、14日。この日、文大統領は、「韓中経済パートナーシップ」というイベントに出席するため、北京市内のイベント会場を訪れた。
「ところが、随行していた韓国大統領府の記者団が会場に入ろうとしたところ、中国人警備員がこれを阻止しようとしたのです」(同前)
警備員は、抗議する記者の1人の胸倉をつかみ、地面に倒した。記者は起き上がることができなかったという。
「その後、会場内を移動する大統領についていこうとした記者団を、またも警備員らが阻止。揉み合いになりました」(同前)
15人以上の警備員が記者団を取り囲み殴打。倒れた1人の記者は顔を蹴られた。蹴られた記者の顔は腫れあがり、骨折の疑いもある。
翌日、韓国の記者団は、〈中国国内の人権弾圧の現実を示す試金石ではないかと懸念している〉という痛烈な声明を発表したが、なぜこのような事件が起こったのか。
「平昌五輪を控えて、文大統領は、とにかく年内に訪中したかった。その足元をみられ、中国に、高高度防衛ミサイル『THAAD』の配備見直しを強く求められた。ところが米国に気兼ねして、煮え切らない態度の文氏に苛立った中国が冷遇。その流れで事件が起きたのでは」(同前)
一方で、韓国政府は事件を受けて〈暴行したのは、韓国貿易投資振興公社が雇用した人間だった〉と発表したが、同行した記者が語る。
「実際には、中国公安指揮下の警備会社の人間のようです。とにかく中国とモメたくないんでしょう。実は事件前日にも小競り合いがあり、記者団が大統領のSPに“中国側警備との衝突に注意してほしい”と申し入れたのですが、“中国側は協力的だ”と取り合わなかった。いざ事件が起きて、助けを求めても、駆けつけてくれなかった」
韓国政府は中国政府に調査を依頼しているが、またも冷遇されそうだという。
以上、「週刊文春」編集部
韓国は惨めですね。
こんな仕打ちされても韓国は中国には文句が言えない情けない国です。
どうも長いこと属国だっため、奴隷根性がしみ込んでいるみたいですね。
日本人からみたら信じられない世界です。