タワーはクリエート社製のKT4Mを選択しました。
これは支線型です。
話はなぜこのタイプになったかというところです。
簡単に言うと10m以下のタワーが欲しかったからです。
普通の自立型ではこんな低いタワーありません(笑)
ただし、できれば地中に入る部分も含めて10mは欲しかったんです。
ということで全長9.8mとまさにニーズに応えるKT4Mです。
ただし支線型のKT-Mシリーズは自立型のKT-Cなどと比べると設計の違いから強度は劣ります。
ただ、載せるアンテナは小型の垂直型と割り切っていたので、強度的には必要にして十分です。
自立の一番低いもので、一番下の段を抜くというのも考えたのですが、タワーベースが特注になる
ということでやめました。
その逆に一番上を一段抜くというのも検討しましたが、こちらもトップの平らの部分が特注。
このようなことからKT4Mに通常のタワーベースを取り付け、更にKT-Cシリーズのコンクリレス
仕様と同様な工作を施すこととなりました。
タワーベース
これはもちろんタワーの安定という意味合いもありますが、のちのち登場する接地抵抗低減剤との
接点部分として大変重要な役割を担います。
そしてコンクリレスキットのような細工はこのとおりです。
約90センチの亜鉛側板です。
これを三面に取付けます。
今回のコンクリレス建設の強度確保の生命線とも言える部位となります。
側板を入れずにそのままコンクリレスで埋めると容易に傾いてしまうようです。
当然と言えば当然ですが。
特にトップヘビーなアンテナだと来るでしょうね。
・ DXに電波を届けたい。
・ DXと安定的にラグチューがしたい。
・ だから打上げ角を低く抑えるためにバーチカルとしたい。
・ タワー自体をエレメントとしてとらえ、垂直ダイポールのように動作させたい。
・ だから地中部分も含めて10mくらいは欲しい。
・ 輻射効率を向上させるためにも接地抵抗を可能な限り下げたい。
こんな「~したい」リストから、コンクリレス建設を決意しました。