今まで大型のLPFをリグ直下に入れていましたが、数日前に撤去しました。
目的はロス軽減です。
0.3dBほどのロスがありそうなので、パワーを節約しようというちっぽけな考えです。
まあ、かわいいレベルのロスですから気持ちの問題ですね。
ただ、ひとつ気になっていたのが送信するとLPF本体(筐体)が振動するということ。
手をかざすと”ぶーん”という感じではっきりと伝わってきます。
法外なパワーを出している訳では無いのですが、あまり気持ちの良いものではありません。
熱くなったりはしないのですが。
無線機にはちゃんとしたLPFが入っているので、外付けは一旦取り外すことにしました。
微々たるパワー獲得とは別に面白いことがありました。
コモンモード電流が減るんです。
同軸全区間で測定はしておりませんが、リグから1メートルくらいの定点比較。
結果は次のような感じです。
すべて200W出力で測定
(値は「LPFあり→なし」の順です)
7MHz(4.0mA→2.4mA)
10MHz(3.6mA→2.1mA)
14MHz(4.8mA→2.5mA)
18MHz(4.4mA→0.8mA)
21MHz(3.2mA→2.4mA)
全般的に良い方向に推移しています。
なかなか奥が深いです。
今月末以降に同軸ケーブルの定期的な交換をしますので、その際にクランプコアを30個ほど追加します。
これで給電点からリグまで隙間無くクランプコアでシールドされることになります。
何でそこまでやる必要があるの?と笑われているとは思いますが、ここまでやったからには最後までやって
みないと..........気になります。
でも、最近になって知ったのですが、ヨーロッパの業務用無線局では同軸へのクランプコアシールドを適用
しているところもそれなりの数あるそうです。
考えることは似ていますね(^^)