24日の夕方にDXEngineeringにオーダーしたものは、昨日の昼には関西空港に到着。
明日の夕方には配達とのメールが入りましたが、評判どおりの迅速さでした。
ちなみに運送会社は初めてFEDEXを使いましたが、こちも好感のもてるサポート。
さて、先日、アンテナ本体と一緒に届いたキャパシティーハットを組み立ててみました。
気が早いねと言われそうですが、我が家から実家までは数百キロ離れていて数か月に
一度しか戻りませんので、事前の組み立てや動作チェックが極めて重要です。
仕事の休みを取って現地に行ってさあ作業と言ったはいいけど、ねじが合わないとか
導通が無いよとかになると最悪ですので・・・・
毎回そうなのですが、こんな訳で一発勝負的なところがあります。
近ければよいのですが・・・・
仕事上、休みは約1か月前に申し出る必要があるので、作業日の天気はまさに運次第!
型番のEB-6の数字はエレメントが6本あるという意味で、以前はEB-4とかEB-8というのが
あったのですが、今はEB-6に統一されているようです。
Hi-Q社のホームページに面白いデータがありました。
型番は異なりますが80mまで対応しているHi-Q-5/80とEB-4/EB-8とのテスト結果です。
90cmエレメント+ハット無しで3,560KHzに同調させておいて、コイル位置固定だと思います。
エレメント無し+EB-4>>>> 2,790KHzに同調
エレメント無し+EB-8>>>> 2,660KHzに同調
90cmエレメント+EB-8>>>2,340KHzに同調
つまり初期条件にEB-8を追加するだけで、1,220KHz分の効果が出ているわけでして如何に
このハットの効率が高いかという事がわかります。
なぜ、EB-6になったかは判りませんが、4本だとちょっと物足りない感じもしますし、8本だと逆に
荷重の問題も気になるのでちょうど良い感じかなと思います。
組み立ては簡単でしたが、組み上げたらバラさないことを前提にしっかりと作業しました。
まずパーツですが下の写真になります。
ステンレス製エレメント6本、ロッド2本、ハブ2個。
上の写真に見えるインチネジは必要本数が付属されています。
黒いロッドには導通があってエレメントの一部になりますが、台風などが来てもおそらく大丈夫そうな
つくりでとても頑丈です。ロッドの黒い部分はカバリングであって、その下は金属製のロッドです。
やはり元々はモービル用ですし、頭でっかちなキャパシティーハットの揺れに耐えられるように考えら
ているでしょうから納得の頑丈さ。
次にハブです。
これ一個で4,000円以上して合計10,000円弱というお財布に痛いものなのですが、現物を手に取って
みるとその価格も納得できました。
側面の小さな穴にエレメントを差し込んで、下側から固定する感じです。
アメリカンサイズですから全てが写真で見るよりもはるかに大きいです。重量もあります。
まずは1本のロッドにハブを2個取り付けます。
各接点には酸化防止剤を塗布するように指示がありますが、私の場合はテナコートを使いました。
上の写真で左側のハブはアンテナの先端側、右側はアンテナ本体側になります。
これにエレメントを一本ずつ取り付けます。
弓型に取り付けるわけなんですが、上下のハブは締め付けた際にエレメント差し込み穴がうまくずれる
ようになっています。流石。
このエレメント、決して柔らかくはありません。
ですから作業の際は注意を要します。
片方の穴にエレメントを差し込んで固定、そして反対側のハブの穴に差し込むわけですが、この際に
穴にしっかり入れずに外れて跳ね上がったりして目にあたったりすると突き刺さるほどのテンションが
掛かっています。ここだけは注意です。
ただし、この硬さによるテンション故、ハブからエレメントが抜け落ちないという役目も担っているので
しょう。
組み上がったEB-6。
ここでもう一本のロッドの登場。
EB-6の下部側に接続。
これで完成になりますが、上の写真の左側のハットの先端にエレメント(MFJ-1964: 全長1.82m)が取付きます。
上の写真の状態で、全長が1.74m、重さ5.1kgです。
これにエレメントが付いて全長3.6m、重さは5.3kgになるでしょうか。
次の作業は非常に重要な、タワー頂部にこのアンテナを取り付けるための金具のオーダーです。
出来れば今週中にはアンテナの現物など持参の上、金属工場に行きたいと思っています。