今年のWPXもあっという間に終了。
SSN30以下という低迷の中にあっても、多くの局が聞こえて来ました。
今回はベランダから4メートルのアルミパイプで参加です。
途中、夜勤などもはさんで全期間をとおしての様子は分かりませんが、概ね14、21MHzが盛況だったと思っています。
ただ同時に、やはりSSNが低いと強く聞こえている割には飛んでいかないなーというのも実感させられました。
ビームに高出力で世界中から強力に入ってきているのですが、何度も聞き返されたりでこちらからの電波は弱いんだなという事が分かります。
それでも相手オペレーターの技量、当局の弱い信号に対する忍耐、そして相手の優れた受信設備の助けを借りて、アフリカ方面を中心に14、21MHzでニューが7つ増えました。 ピックアップに心から感謝しています。 ありがとうございました。
また、今回はLP-PAN2のメジャーコンテストデビューという事もあって、交信する事に加えてその受信能力を試す良い機会となりました。
コンテストはSimplex運用ということもあって、NaP3画面で隙間を狙うという事もないため、今回はNaP3はどちらかというとバンド全体のコンディション把握用です。
ただし、Simplex運用であってもパイルを受けるような局は微妙に受信周波数をずらしている傾向もありますので、その際にはNaP3のバンドスコープをおもいっきり広げて(ちなみに一番拡大してやると1KHz幅を見ることができます)、ピックアップ周波数の傾向を把握、TXクラリファイアなんかを使っての運用っていうのもありかなと思います。
ちなみにコンテスト開始前と開始後の21MHzの様子です。
(開始直前)
(開始後)
注目したのはやはりCWSkimmerでデコードされた信号がlogger32のDX Spots画面にどれだけ表示されるだろうかというところです。
これに関しては期待通りの働きをしてくれまして、ニューのうち幾つかを出現後の早い時期に認識することが出来ました。 5H3EEもそのひとつです。
バンド内を片っ端からワッチして行くのが正道かと思うのですが、誠に横着者です。
それとCWSkimmerは中心周波数±12KHz.......つまり24KHzの幅しか解析してくれません。 正確にはCWSkimmer+LP-PAN(SoftRock-IF)の組み合わせの場合です。 CWバンドが1.9とか18,24のように狭いと全域カバーできるのですが、それ以外のバンドは全域をカバーできません。 LP-PAN2とかではなくてQSR1とかでしたら広帯域同時受信という事が出来るのですが、無線機が一台買えるような値段です(笑) そこでとても原始的、かつ単純な方法ですが、何とかもうちょっと広いところを監視しようと悪あがきしてみました。 お使いの皆さんはやられているかも知れませんので、わざわざ記事にするのは笑われるかなと思います(笑) こんな原始的方法でもRBNやクラスタアップ前の信号を察知することも出来ました。
それでは次回のメジャーコンテストに向けて、SSNが低くてもアパマンから少しでも強く信号を届けるにはどうするか、ということを当面の課題としていきたいと思います。
QSOしていただいた方々、ありがとうございました。
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