器用ではないので恥ずかしいのですが、基本的にこのような感じでやっています。
今回の大型ハットが取付くエレメント先端部分です。
先日書きましたようにそこそこ肉厚で外径は19mmです。(エレメント根元部分は25mm径)
これにまずは切れ込みを入れます。
最初に金鋸で少し切り込んでいくのですが、こんな感じです。
上の写真では二か所ですが、最終的には四か所ですね(ハットの十字部分の受け手になりますので)
で、ハットの針金が収まるように少しずつ広げていくのですが、下の写真のような丸型のやすりではなく角型や平型を使う事をお勧めします。
何故かと言うと、丸型でやると切れ込みの形がおのずと不整形になっていきますので・・・・
で、最終的に四か所の切れ込みが出来たらこんな感じになります。
最初はきれいに切れ込んでいたのにもかかわらず、丸型のやすりなんかを使ったものですからこんなにきたなくなってしまいました(笑)
まあ、芸術作品でもないのでよしとしましょう。
ここまでが下準備といった感じです。
このままでも導通は確保できるのですが、こういう中途半端な接触はろくな事が起こりません。
上の写真の穴の部分は最終的にはバスコークで防水しますので、この部分での導通には期待していません。
エレメントとハットの導通は次のような方法をとります。
薄い銅板と、銅線。
下の写真はとりあえず掲載用に急いで準備したため超適当ハンダ付けですが、こんな感じで銅板と銅線を合体。
で、上の写真の銅線を曲げた部分を、ハットに引っ掛けて、引っ掛けた部分もハンダ付けします。
上の写真では時間の都合上、引っ掛けたままです。
そして最終的にはこれが四つ出来上がります。
この銅板をエレメントのパイプにしっかり引っ付けて、周りを細めの銅線でグルグル巻きにして
防水テープなりバスコークで被膜して終了!
銅板の表側にコーティングや防水・防錆処理をしても、銅板裏側とエレメントはしっかり導通が確保できます。
キャパシティーハットを何度も作ってきましたが、エレメントとの接続は重要だと思います。
また、このようにすれば切れ込み部分などの効果もあって、大概のことがあっても脱落することなないと思います。
今から明日の昼まで仕事に出ますが、帰宅後、そのままXYLと揃ってタワーの建っている実家に車で帰省します。
うまく行けばこの機会にタワー接地でのATUの挙動をチェックできそうですが、基本は連日飲みモード(^^)
こうやっていたのですか、大変参考になりました。
以前からずっと疑問だったんです。
これならばしっかり導通しますね。
写真掲載ありがとうございました。