非論理的、非科学的アパマンハム 7K1JRC/JR2NQC/K1JRC

ベランダアンテナから世界に電波を。目指せDXCC HONOR ROLL! 
理論良く分かりませーん!

追記(PCノイズ対策)

2015-05-10 12:57:24 | LP-PAN2/SDR

前々回の記事でノイズフロア-146dbmについて書きました。

そして前回の記事ではACラインフィルターのケース電位の処理により、更にノイズが減ったことを御報告しました。

その状態での無信号状態でのノイズフロアの測定をうっかり忘れていましたので、先ほどチェックしてみましたところ-167dbm前後です。

当初からみると劇的な改善と言っても良いと思います。

でも・・・・さすがに-167dbmという所まで来ますと、その付近のレベルのノイズが気になりだしました(笑)

-160dbm前後の山が幾つか見えます。(一個だけ-150dbmの山があって、これは大いに気になります(笑))

フロアが高かったころは隠れていたわけですね。

やはり勉強も兼ねてもう少しノイズ対策。


新たに発見。。。。そしてかなり嬉しいオマケつき(^^)

2015-05-10 09:37:10 | LP-PAN2/SDR

リグと壁コンセントにつながるACラインには、自作の5段LCフィルターと、既製品(ZAC2210-00U)を直列挿入してありますが、このZAC2210-00Uの金属ケースに50Vが立っている事を見つけました。

 

このフィルターは基本的には2相用に作られているのですが、GND端子があります。今までにも何度か接地したこともあるのですが、今回改めてケースのGND端子から接地してみましたところ大正解!

 

NaP3に周辺機器からのノイズらしい信号は一切表示されなくなりました。

 

気を良くして微弱な信号がいないかなとワッチしてみましたら、21007KHzにCQを出しているZL7(Chatham.Is)が出ていましたので記録してみました。

 

まさに-135dbm~-130dbm前後の蚊の鳴くような信号です(うちのアンテナではの話です。ビームだと強いはず(笑))

 

でもRBNでもまったく引っかかっていませんので、弱いのでしょう。

 

さすがにここまで弱いとこちらからの信号は更に弱い訳で。。。。。。とても苦労しましたが何とかQSOに至りました。

 

画面は1KHzスパンです。

 

赤丸の部分がZL7で、ノイズからちょっとだけ頭を出している様子が分かります。

 

弱いのかさすがに呼ぶ局も少なく、0.1KHzくらい上にZL7をコールするJAが1局だけ見えています。

 

100KHz以上の広帯域監視画面にしても、微弱な信号がウォーターフォール画面には細い筋になって現れるように設定できましたので結構使えそうです。

 

目の保護のため画面輝度やコントラストを低く設定したり、ブルーライトカットのPC用メガネは必須です。

SDR周りのSDR対策はひと段落(^^)

表題の「オマケ」

今回のPC周りのノイズ対策によって、無線機の受信ノイズが大幅に減少して聴感上非常に聞きやすくなったというオマケがついていました。

こっちの方が嬉しかったりして(笑)


ノイズを撃退! -146dbmの世界

2015-05-09 22:47:44 | LP-PAN2/SDR

Before-After風に(笑)

Before

 

そしてAfter......

 

これらは信号入力無しでの様子です。

もの凄く微弱な信号も察知できるようになりました。

ただし、エレメントがアルミパイプ一本というのが痛い(笑)

SNR、ほんの数dbの信号が続々とCWSkimmerにデコードされていきます。

1dbとか2dbでフルコールサインのデコードもできています。

USBフィルターで一気に8合目まで迫って、決め手は接地でした!

今回、王手に至った作業は以下のとおりです。

① コンセント極性を測定後、全機器のACプラグの極性をしっかり合わせた。

② 機器アースを(無線機除く)一点接地した。

そして最終王手は。。。。。

③ PCケース電位とその他無線機器との電位を同電位とした。

ノイズフロアは-146dbmです。

超微弱なCQも捉えられるようになったと評価しています。

あーー疲れた(笑)

今宵の21メガの様子。。。。パイルがきれいです。

あとは画面輝度調整等々で見やすく仕上げてみようと思います。

 

 

 

 

 

 

 


USBケーブルラインフィルター

2015-05-08 22:36:33 | LP-PAN2/SDR

詳しくは改めて書きますが、USBケーブルにラインフィルターを挿入しました。

完全にノイズが払拭できた訳ではありませんが、ノイズはかなり小さくなりました。

一番驚いたのは、ノイズフロアの値です。

LP-PANからの信号入力を断とした状態で、-145dbmというレベルに達しました。

ちなみにオンボードのサウンドカードでは-115dbmですので、この差は論じるまでもありません。

ノイズの底がここまで低くなると、さすがに信号の読み込みやスペクトラムが立つ様子は非常に分かりやすいです。

ちなみにノイズフィルターはSTEREO誌1月号の付録です。

これのおかげで昨晩はA92、今宵は7Z1を出始め付近で察知して目出度くニューが2つ増えました。

WKDは間もなく215なのですが、ハムフェアまでにCFM205を突破する事を目下の目標として、アンテナ整備やノイズ対策に励んでいます。

 


化けの皮を剥ぐと・・・・・

2015-05-06 10:51:22 | LP-PAN2/SDR

LP-PAN2, NaP3の続きです。

設定のほうもだいぶ進んで来まして、こんなカラフルな画面が出るようになりました。

7,000~7,200KHzまで全域の様子で、左のほうにはCW、それ以外にはPHONEが賑やかです。

で、今日の本題はここからです。。。。。

 

無線機、LP-PAN2の電源を断にして(物理的にも切り離して)、PC+USB DAC(XONAR U7)だけでNaP3を走らせると・・・・・

他には何も繋いでいないし、電源も入っていません。

(※ 上下の画像ともNaP3の設定画面は同一です。)

これらのノイズはおそらくはUSB経由でのノイズかと推察しています。

PC内部ノイズとか色々と考えられるのですが、一番臭いのはUSB BUSパワーノイズ。

ちなみに2つのディスプレイからのノイズではいことが切り分けで判明。

(デュアルモニタしていますので、片方ずつ切って確認しましたが変化なし)

 

LANケーブルも外して、CW受信用ヘッドフォンアンプも全て撤去して、動いているのはPCとDACのみ。

その他、部屋の中には電化製品はありません。

それと念のため家中の家電製品すべてをコンセントから断にしてみましたが、変化なし。

この時点で動いているのはやはりPCとDACのみですので、このいずれかということでしょうね。

ちなみにPCは完全に無線専用としていまして、受信ノイズ対策としてPC内部にも無数のノイズ対策を施しています。

 

USB DACは本体からの(または外部からDAC本体への)ノイズ対策として、金属製2重シールドケース内に封印状態(U7はあまり熱を持ちませんので、小さな通気孔のみ設けています)

 

これ以外にもUSBケーブルとオーディオケーブルは既製品のうちでも、特にシールド性に優れたものを選定して取り付けています。

 

センター付近でのノイズフロアが-140dbm付近でそこそこよい感じで、バンドエッジ付近はやや持ち上がっていますが、これもU7特有のことですので問題ありません。

嫌なのはウォーターフォール画面でも分かる、数本の濃いやつです。

 

無信号時はノイズが際立ちますが、外来信号を入力すると殆ど分からないレベルに隠れてしまうことが見て取れます。

 

高価なシールドケーブルやその他のノイズ対策によって、CWSkimmerでは以前よりも更に改善されて、-130dbm以下の微弱信号でも時折デコードするようになってきました。

 

ただ、やはりこのような隠れたノイズを放っておくのではなく、ひとつひとつつぶして行くことが、アパマンという小さな設備でもより早く微弱な信号を発見することにつながると思いますので、しばらくはこのノイズと戦っていこうと思います。