おまけの人生・・・

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ここに幸あり

2007-12-19 23:29:05 | 外国映画
『 ここに幸あり 』
[監][脚][編][出]オタール・イオセリアーニ
[編]ウィリアム・ルプシャンスキー
[出]セブラン・ブランシェ ミシェル・ピコリ ジャン・ドゥーシェ

 大臣として慌ただしい日々を過ごしてきたヴァンサンが、ある日突然、職を失った。
途方に暮れる彼だったが、昔の友人や美しい女性らと出会って酒を飲み、人間らしい喜びを取り戻していく。

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07/12/18 【 ○ 】
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 フランス語なので原題がどういう意味なのか分からないのですが、
『ここに幸あり』と言うのはぴったりだなぁ~と思った。
大臣と言う想像もつかないような大変な仕事が突然なくなり、
それを嘆くのかと思いきや、未練のひとかけらも見せることなく引き際が潔い!
お気に入りの絵となぜか孫の手だけを持ち、元妻のところへ行くが追い出され、
母の元へ・・・

この母が・・・
声を聴いて「え?男性?」と思ったし、顔立ちも何となく男性のように見えるのだが、
これくらいの年齢になると中性っぽくなり、男性っぽく見えるのかなと思っていたら、
本当に男性だった!
顔と声は男性っぽかったんだけど、ほんとに年老いた母親って感じだったから驚きだった!!!
ミシェル・ピコリってかなり有名な俳優さんらしいのだが知らなかった、、、。

元大臣が関わったところを訪ねて行くさまがなんかよかった!
ローラーブレードをやっているところなんかはのびのびとしていて楽しそうだった。

大臣と言うシビアな世界と無職無一文になった時の落差が激しいのだが、
返ってその無職でいることを楽しんでいるようで、
それこそが「ここに幸あり」なんだなぁ~と思いました。
気持ちの切り替えとそれぞれの光景が素晴らしいなと思いました。

07-161 シネマックス