自称米子のプロモデラー

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幻のブルドーザー戦車の製作 その十一

2024-02-01 09:00:46 | 模型

連日アップしている「幻のブルドーザー戦車」ですが、ここから一番大変だった作業になります。

鳥取県の香取村ですが、昔は「赤松林」だったそうで、今現在も一部赤松が残っています。

こんな木なのですが、ネットで色々検索しても1/35スケールで松の木を作ったという方はいないようです。

なんといってもこの形状が難しすぎる。

普通の木なら、幹や枝を作って、鉄道模型用の「フォーリッジクラスター」というスポンジ状の物をちぎって枝に接着すれば、すぐに樹木が出来てしまいます。

これがそうですが、スケールが1/400なので爪楊枝にフォーリッジクラスターを貼り付けただけでこんな感じが作れます。

松の木はこんな形ではないので、松葉いっこづつ製作します。

そこで、ホームセンターで見つけてきたこれ!

園芸用ロープ、シュロ縄をグリーンに染めたものです。

これを小さくカットして、

片側を木工ボンドで硬めて、

先端をほぐします。

これでなんとなく松葉の感じになってきたと思います。

それでこれを、銅線で作った枝に発泡スチロール接着剤で接着します。

かなりいい感じになってきたと思います。

なので、枝と松葉を大量に作りました。

一本目の松の木です。

まだ幹や枝を塗装していませんが、ちゃんと松の木になったと思います。

多少大味かもしれませんが、家族全員で松葉を「ちねって」もらい、枝に接着してもらいました。

ジオラマのベースの大きさから松の木を18本位作らなければならないようです。

それでも足りないようなら「杉の木」を作って増量します。

香取の現場に行った時、多少ですが、松の木の合間に杉の木も生えてましたので。

杉の木は基本、幹や枝の形は同じように作り、葉っぱをミズゴケにして種類が違う感じにします。

同じように作っても葉っぱの仕上げが違うとまるで違う木になるのが面白いです。

どんな木になるかは次回に!