連日アップしてる「幻のブルドーザー戦車」ですが、今日も樹木の製作です。
鳥取県の大山ふもとにある香取村は、戦後、赤松林のジャングル状態だったそうです。
しかも人の手の入らない整っていない状態に表現しないといけません。
なので、「赤松林」と言っても整っていない、いろんな雑草も生えていた雑木林の様なイメージにならないといけません。
なので、いろんなタイプの樹木を製作します。
ハッキリ言って、戦車の製作より、この樹木の製作のほうがかなり大変でした。
昨日、松の木の製作はアップしましたので、今日は杉の木です。
先ず、松の木と同じ方法で幹と枝を作ります。
松の木より枝をクリスマスツリーの様な形にします。
そして、その枝にこれを接着します。
これは、ホームセンターの園芸コーナーに有る「ミズゴケ」です。
乾燥したもので、大きな袋にたっぷりはいって売られています。
それほど高価なものでは無いので一つ買っておくといろんな事に使えるので便利です。
樹木の葉っぱ以外にも草原の草などの表現に使えます。
これを、発泡スチロール用接着剤か木工ボンドで、枝部分に接着してゆきますが、小さくちぎって枝ぶりを考えながら接着します。
こんな感じです。
これをエアーブラシで塗装すると、
ちょっと枝の形を整えてやると、
こんな形になりました。
杉の木っぽくなったと思います。
次に、一番簡単な低木の製作です。
使用するのは、これ。
フォーリッジクラスターと言う鉄道模型のジオラマ用として、「KATO」が発売しています。
昔は袋の中パンパンに入って¥880だったのが、今は中身半分くらいになって¥1500くらいで売られています。
かなりの値上げです。
なので、なかなか使えなくなってきました。
ただ、100均で買える素材で似たような物を作る方法を見つけました。
米子城のジオラマを作った時にこれを大量に作ったので、それはまたいつかアップします。
このフォーリッジクラスターを銅線で作った枝に接着してゆくと、
こんな風に簡単に木が作れます。
この枝にミズゴケを貼り付けると、
こんな感じで、同じ銅線の枝を使ってもこんなにイメージの違う木になります。
他に、雑草を作る方法ですが、
これもホームセンターで買ってきた「やしの葉」を乾燥させた物です。
これを束ねて、カッターで切りつけます。
これを緑に塗装すると、
こんな感じの雑草になります。
フィギュアと比較して大きさが分かると思います。
山などに行くと、背の高い細く尖った雑草がたくさん生えていますが、それを再現できます。
これを帯状に作ったり、束ねて地面に刺してみたり、色々使い道があります。
他にも地面にミズゴケを直接貼り付けてエアーブラシで塗装したり、小さな木を密集させたり、自然のジャングルを参考に香取の未開拓時代を想像して地面を作ります。
ジオラマのベースが1200ミリx900ミリなので、かなりの樹木が必要になります。
戦車の製作より、かなりしんどい作業でした。
続く!