幻のブルドーザー戦車の製作も今日で20回目となりました。
この企画自体形になるかどうかわからない状態でスタートして、なんとかブルドーザー戦車自体は形に出来ましたが、終戦直後位の時期の香取村(この当時はまだ香取という名前が無かった)がどんな風景だったかほとんど資料が無く、ただ、赤松の林だった。と言うことしか分かりませんでした。
なので、今現在の現場を見てきて想像するしかありませんでした。
香取の現場の一部の地域はまだ昔のままの姿だろうと思えるところが有ったので、それを参考にジオラマの樹木を作って行きました。
とにかく、先ずは「赤松」です。
近所の海で拾ってきた松の木の枝に電気のコードから作った枝を差し込みます。
これをよじって、
こんな枝を作り、
このシュロ縄をカットして
こんな松葉を作り、
銅線の枝に接着。
こんな松の木を製作、全部で18本作りました。
下の細い尖った草は、
これを使いました。
ヤシの葉を乾燥させて紐状にしたものです。
これを、
並べて紙のテープを木工ボンドで貼り付けます。
それを2つに折って、
この様な形にします。
更に、
カッターで先端を切りつけ尖らせます。
そうすると、こんな雑草が出来ます。
これに緑をエアーブラシで吹き付ければ山の中でよく見かける雑木林の雑草の感じになります。
地面にはカッターで溝を切り込み、そこに紙テープ部分を差し込んで接着します。
他には、これを使います。
低木の木や杉の木を作った「ミズゴケ」です。
ホームセンターで買えます。
松の木の幹と同じ銅線の枝の木ですが、ミズゴケを貼り付けて塗装するとこんな感じの杉の木になります。
このミズゴケは地面の雑草に使えます。
ミズゴケをちぎって木工ボンドで貼り付けてエアーブラシでグリーンに塗装します。
そうするといとも簡単に草原が出来上がります。
その草原を作る為、地面も火山灰特有の「クロボク」に塗装します。
現場から取ってきた土の色を参考にアクリル絵の具を調色しました。
それを地面の粘土部分にまんべんなく塗ります。
現場の地面は本当にこんな黒い土です。
試しに出来上がった松の木と戦車を乗せてみると、
これはまだ戦車の色が違いますが、こんなイメージになります。
戦車の製作と同時進行でベースも製作していたのでちょっと時間がさかのぼります。
松の木の他に杉の木も作りましたし、低木も多数作りました。
これは、フォーリッジクラスターのパウダータイプの物を銅線の枝に接着したものです。
スポンジの粉のような素材です。
とにかく人の手の入らない原生林の様な雑多な植物が生えているイメージなので、いろんな形の木を作りデタラメに配置します。
ジオラマベースの塗装が乾いたら、次の段階の草原化をします。
続く!