長かった「幻のブルドーザー戦車の製作」も今日で終了です。
大変な作業の連続だった香取村のジャングル再現。
資料が少なく、形状が良くわからないチハドーザー。
ジオラマベースが急遽大きさの変更が有り、当初の大きさの4倍のサイズに変更。
出来上がっているブルドーザー戦車の色の塗替え。等、
いろんな大変な作業が続きましたが、なんとか人前に出せる状態になりました。
まず、色の違っていたブルドーザー戦車を緑に塗り替えたら、
大雑把に塗り替えた状態ですが、ジオラマベースに乗せてみると、
まだ車体の文字が入っていませんが、色が違うとかなりイメージが変わります。
周りの緑に溶け込んで目立たなくなります。
ブルドーザーの汚しを完了させて、
更に木くずを周りにばらまいて接着。
地面のえぐれた部分も追加加工して、この様な形にしました。
右下の部分が何もなく空間がありすぎたので、ドラム缶を運んでいる人を追加しました。
戦車は燃料を沢山食うのでこのくらいのドラム缶ぐらいは有っただろうと勝手な想像で作りました。
ただ、実際は混合油の質が悪く、不完全燃焼していたそうで、蒸気機関車のように排気管から煙をモクモク出しながら走っていたそうです。
しかも火の粉まで出していたそうです。
時折、枯れ草に燃え移って火事になりそうな事も有ったらしく、手の空いた人が竹ぼうきで後ろの火の粉をはらっていたそうです。
ジオラマも何とか完成して、どうせなら自然の光の下で撮影をしてみました。
近くの海岸です。
苦労した赤松林です。
天気が薄曇りでしたので、イマイチの写真になりましたが、やはり自然の光は違います。
模型の戦車が本物っぽく見えます。
実際にこんな風景だったかどうかは分かりませんが、このジオラマを米子の歴史資料館で展示した際、実際にこのブルドーザーを運転されていた「丹羽次郎さん」も駆けつけて、見ていただけたそうです。
そのブログがこちら、
静岡の「カマド」と言う運送業をされている小林さんのブログです。
この方のおかげで、私達も丹羽さんに出会うことが出来ました。
このジオラマも、多くの方々のおかげで形にすることが出来ました。
この仕事が無ければこんな戦車が大山に来ていたなんて全く知りませんでした。
いろんな事を勉強させて頂きました。
本当にありがたく思いました。
また、いつかこの様な仕事ができればと思っています。
大変な仕事でしたが、おもしろかったですね。
幻のブルドーザー戦車の製作 完!