eつれづれ管理者(66kV特高変電所、技術者)

電気の出来事を技術者向けに適宜up中。
質問等はコメント欄にて。

中性線N相、実測比較計算の試み

2021年01月06日 | eつれづれ

R相の電力モニタ数値。

T相の電力モニタ数値。

電力モニタの各相電流値と同じく各、位相角を入力して計算結果を見てみる。
計算表の1.2は-39°と-44.9°の交点にある。
N相電流計の指示は2.2A程度の指示だが、負荷変動もあり落ち着かないので、これはショウがない、又R/T相電流変化もあり、中々シャッター同期も出来ない。
では、単三式結線での電力モニタ表示では力率の表示がR/T相1つで取説の演算式は無効電力計法とある。
よって単相二線式で短時間、R/T相を計測モニタして個別のデータをみる事にしたものである。

実測電流R/T相と位相角を入力して、計算値とほぼ一致している。
N相電流の考察も、ここまで進展した...現場数値の根拠を確認、ノーガキ語る針金電気ヤでした...キリが無いので、これでEND...今週末まで正月休みで外出せず。


質問テーマ記事の100Aを入力

2021年01月05日 | eつれづれ


単三の中性線電流についてQ&A記事。

電流100Aを入力すると52A(記事は51A)の計算結果となる。
ただ記事はR相0°、T相30°としているが実際は斜め波線上に52は無数?の組みあわせがある事が判る。
これはエクセルでグラフにでもしないと出てこない。
実測、電流計の読みではどの相にある負荷の力率が±30°とかは判らない...もっとも中性線N相の電流を理解するば特に悩む必要も無し...色々出てくるテーマ多いゾ。


続き単三回路の電流バランス

2021年01月04日 | eつれづれ



実際の電流計の指示。

単三電流の読みR/T相を入力してみる。
計算上はN相電流の19Aと同じになるが同じ19の数字が斜めに多くある...これはR/T相の力率の組みあわせで出てくるので実際の負荷の力率を測定してみないと判らない事になる。


今度はR/T相とも同じ30Aとして入力してみる。




単相3線式のN相バランス電流

2021年01月04日 | eつれづれ

①単相3線式R=30A.T=30Aのバランスがとれている回路でN相電流は30A-30A=0Aグラフ。

②単相3線式R=30A.T=20Aのバランスがとれている回路でN相電流は30A-20A=10Aグラフ。

③単相3線式R=20A.T=30Aのバランスがとれている回路でN相電流は30A-20A=10Aグラフ。

④単相3線式R=30A.T=30Aのバランスがとれている回路でT相電流を進み30°にした場合、N相電流は15.53Aとなるグラフ。

⑤単相3線式R=30A.T=30Aのバランスがとれている回路でT相電流を遅れ30°にした場合、N相電流は15.53Aとなるグラフ。

単相3線式N相電流はR/T相の電流が均等に流れている場合(現実的には無理)、相殺で0Aとなるが負荷の力率でN相電流が流れてくる事が判る。
R/T相電流の力率が100%時はR/T相の差分だけN相に流れている事がわかる。
次は、実際の単相3線式電流計よりN相電流の数値を見て力率が何%の負荷なのか検証してみる。