阿波池田「禿頭」の酔っ払って候(元福寿司2代目)

ブログ開始9年目、75歳になった。家族、師、友にブログ通じ少しでも恩返しが出来れば幸いなり。

NHKこころの時代「坐禅は国境を越えて」

2014年05月26日 23時08分40秒 | 仏法
昨日はゆっくりとVideoを見ることが出来ました。

こころの時代を2本と笑点特大号に最後の仇討。

「坐禅は国境を越えて」は岡山市曹源寺の住職[原田正道老師(73)]
のお話で、住職以外の20人ほどの修行僧は、全て外国人という
臨済宗妙心寺派のお寺で元岡山藩主池田家の菩提寺です。

原田正道老師は、奈良県のお寺の息子さんですが、坊主には
ならないと決められていたのですが、17歳の時にお寺のお使いで、
京都の本山妙心寺に出かけたのがきっかけで、運命的な出会いをされます。





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西遊記 つづき

2014年05月02日 21時36分23秒 | 仏法
オバマ大統領訪日の手土産として贈られた日本酒は
「獺祭(だっさい) 磨き その先へ 二割三分セット」です。
(35000円定価)だそうです。

で本題にもどり、

玄奘三蔵に会いたくないと言った方のその理由は

「玄奘さんがお寺に行って、最少は非常に丁寧に礼を尽くしてお話をするけども
その寺のお坊さんのレベルが低いと判断したとたん、ガラッと態度が変わり、
くそみそに言ってでていくのだそうです、私もくそみそに言われるから会いたく
ない」そんな話でした。

この話を裏付ける話を青山先生のCDにあります。青山先生の場合は逆に
優秀な人の場合で、

基(ji, き、632年 - 682年)は、中国唐代の仏教家であり、法相宗を起した。
一般には窺基(きき)と呼ばれているが、正式には「基」である。後の慈恩大師。

「後に法相宗を起した慈恩大師を、玄奘三蔵法師は、わしの弟子になれといわれたんですね、
本来は弟子のほうから、なんとか弟子にしていただけませんかとお願いするのに、逆なんですね、
三蔵法師から弟子にといわれたんです、そうしたら、後の慈恩大師がね、3つのことを
許してくれたら弟子になりましょうというんです、これまたすごいですね。この条件を
のんでくれたら、弟子になりましょうといううんですから。

その1、欲を断ぜず(多分色欲かな?)
その2、正午を過ぎても、食事をしてもよい、お坊さんは昼を過ぎると食事ができなかったんですね。
その3、ぐんけつをくらう(今字がわかりません)、青山先生は葷酒山門にいらずの葷と血と
    おっしゃたと思いますが、生臭いものでしょう

この条件を受け入れても弟子にしたかったんですね、全部OKで弟子になるんですね、のちに
慈恩大師は三車和尚(サンシャカショウ 和尚と書いてカショウと法相宗では発音するんですね、
一番後ろの車には欲の対象の女性とか美味しいもの、真ん中の車には慈恩大師、先頭の車には
方向を間違わないよう、お経を乗せて走ると形容されたんです」

大体こんなお話をCDで聴きました。

つまり、玄奘三蔵法師は、こいつは優秀なやっちゃ、どんなことでも許して自分の弟子に
しようとする方だから、逆の人の場合はけちょんけちょんに言うだろうと想像されますよね。

禿頭もやはりなぐられそうなので、側によりたくないですね。
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西遊記

2014年05月01日 23時49分25秒 | 仏法
禿頭の子供たちが小学生のころ、TVで夏目雅子さんが、三蔵法師
堺正章さんが孫悟空、西田敏行さんが猪八戒、岸部四郎さんが沙悟浄
のTV番組があり、毎週楽しみにしていたものです。

三蔵法師は、やさしく賢く美しくとの当時はイメージがありましたが、
実際は、ちょっと違うみたいですよ。

どなたか忘れましたが、玄奘三蔵には会いたくない

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いざ新居浜の慈眼寺さまへーーー青山先生に会いに!

2014年04月26日 21時45分53秒 | 仏法


息子たちに、講演を聴きに行きたい旨を伝えたところ、
「誰の? いつも車の中でかかってるやつ?」
青山先生の評価は家族の中では、そんなものです。
日本一の尼僧様なのにね。

ご講演が終わって下がられる時、ちょうど禿頭の横を
通られることに、大きな笑顔で握手をしていただきました。

ぎゅうーと、しっかり握られました、びっくりしました、
81歳お元気です。多くの方にひかりを与え続けられますように。

明日は名古屋で、渡辺和子先生と講演会をなさるそうです。
2年先まで予定が入っているとCDでおっしゃっていましたが
現在はどうなんでしょうか。

いつもお世話になっている和尚様にお寺の庭を案内していただき
ました。坐禅会に参加出来ないのに、いつも講演会の時には
ご面倒をかけています、申し訳ありません。

今晩はまだアルコールは入っていません、今から慈眼寺さまのそばの
イオンさんで買った、きくらげ入りのてんぷら(練り物)をあてに
冷酒からスタートです、何しろ講演会の間、車をおかさせてもらったお礼に
何か買わないと気が引けますので、




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4月26日青山俊董先生の記念講演が新居浜市慈眼寺さまで!

2014年04月25日 22時41分35秒 | 仏法
新居浜の慈眼寺さまで午前11時30分から青山先生の記念講演があります。
おりしも境内では100鉢を超えるであろうボタンが、咲き誇っているとの
和尚様のブログです。

明日は今の所、昼のご予約のみの日です、シャリ炊きに玉子焼きと太巻きを仕上げて
池田から新居浜まで1時間・・・10時過ぎに出発すればなんとか間に合うか
先生にお会いしたい!!!
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一粒の米もし死なずば 3

2014年04月06日 22時27分57秒 | 仏法
もう一つ松原先生のご本より、感動したお話を引用いたします。

私(注:松原泰道先生のこと)が感動したのは、樋口清之先生(国学院大学名誉教授)が
執筆された、やはりお弁当の話で、概要をご紹介しましょう。

    私の友人で、貧しさに耐えてよく勉強するのがいました。彼が学問に意欲を
   持ったのは、小学校時代持っていったお弁当が動機だったというのです。

    彼はある日、やはり母が作る父の弁当をまちがえて持って学校へ行きます。
   彼は言う、「オヤジの弁当は軽かったが、オレのは重かった」と、そして彼は
   はじめてオヤジの弁当箱にはご飯は半分しか入っておらず、自分のには一杯
   入っていたこと。オレの弁当のお菜はメザシだったが、オヤジのは味噌がご飯の
   上に載せてあったことを知ったのです。
    父と子の弁当箱の内容をいちばんよく知っている母も、父も黙っている。
   オヤジは筋肉労働をするのに、子供の分量の半分にしておかずのない弁当を
   を持っていく。「これが親というものの愛情なのか」と思うと泣けて、彼はその
   弁当がたべられなかったと申します。
    そして彼は「あの親たちに将来決して心配はかけまい。よい成績をとろう」と
   決心するのです。

樋口先生が紹介されたこのご友人が戦死されたのは悲しいことです。樋口先生はこの
お友達の紹介とともに、、また大切なことを、こう教えてくださいます。

    もしも彼の両親が、「お父さんの弁当の中味が少ないが、お前にはちゃんとした
   お弁当をつくっている」と言ってしまったのでは何もなりません。両親とも黙って
   いるところに、子どもが感動したのではないでしょうか。
         (樋口清之「家族の和は”愛”詳意」『るんびにい』241号

思いますのに、神仏は人間に愛や慈悲を与えても決して言挙げ(言葉に出して言いたてること)などしません。言挙げしない事実に感動できて自分の人生を豊かにすることができるのが、人間の持つ能力でありましょう。炊事をするのも仏事なら、感謝の念が生まれるのも仏事です。  

以上、松原泰道先生著 『自己を生き抜く』道元の「典座教訓」を読む、より
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一粒の米もし死なずば 2

2014年04月05日 23時02分49秒 | 仏法
昨晩の続きです。

2つのソロバンを必要とする意味がはじめて彼にもわかります。
提宗和尚の言葉はさらに烈しくなります。

「米のありがたさを知らない者は、生きていることのありがたさを知らない。
生きていることのありがたさを知らない者は、生きるねうちのない人間だ。迷うのが
当然だ!」

提宗和尚の痛罵が、幽学の心胆をふるえさせますが、このことが、幽学に自己の眼を
開かせるとともに、貧しい農民にために力を尽くす実践家としてのスタートを切らせる
のです。

”一粒の米”の重さに心して、洗米炊飯係りの禿頭も仕事をしようとするのですが、すぐ
忘れてしまい、お米を流してしまいます、お米だけではないのです、全てが仏の展開と
自覚すれば、自ずから出来るはずですが、そこに参るには・・・
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昨晩は寝てしまったようです。続きです

2014年04月04日 23時27分35秒 | 仏法
大原幽学(1858年没)は、江戸後期の教育家であるとともに社会運動の実践者です。
幽学は当時の貧しい農民救済のため、今日の産業組合運動の先駆である「先祖(株)組合」を組織しましたが、農民の
結集を恐れた徳川幕府の嫌うところとなり、関係者に迷惑をかけた責任を負って幽学は62歳で自殺しました。
中略
史実に基づき、高倉テル氏は、長編小説を書いていますが、その中提宗和尚と大原幽学との最初の出会いを、次の
ように描写しています。

「何でわしの所へ来た?」

「どう生きたらよいか、わかりませんために」

「これまでは、どう生きてきた?わからんで生きてきたのか?」

「はい」

「わからんでも寝ていては生きられまい?米を食って生きてきただろう?25年の間、米を食って生きてきただろう?
その米は誰が作った?」

「百姓が」

「何という名の百姓だ?」

「・・・・・」

「知らんか?名も知らんでは礼を言ったこともあるまい。25年の間養ってもらって、一言の礼も言った事もあるまい
礼を言うものだとも思っていないのじゃないか?」

「・・・・・」

「そういう恩知らずの人間が、どう生きたらいいか、わからんのと生意気なことが言えると思うか?」

「・・・・・」

「世の中は、すべての人間が助け合って生きているのだ、中略、まず米をとげ!」

中略

「お前の根性がどれだけ腐っているか証拠を見せてやる。ここに1粒の米がある。いまお前が、とぎながら流し元へ
こぼした米だ。1粒の米位と思っているだろう。1粒の米がどれほど大切か教えてやろう」

それから幽学は、寺のソロバンを2つ借りてきて和尚のまえへ置きます。和尚は

「1粒の米が地へ落ちると、その米から24の芽が出て24本の稲となる。1本の稲は秋になると、それぞれ300粒の実を結ぶ
すると、1粒の米はその秋に幾粒の米となる?」
幽学はソロバンを入れた。

「7200粒」

「この7200粒を翌年そのまま蒔いたとすると、その年の秋には幾粒の米となる?」と幽学に計算させます。
 
続く
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道元様 16

2014年02月26日 23時14分09秒 | 仏法

「日本国にひとつのわらいごとあり。いはゆる或は結界の地と称し、あるいは大乗の
道場と称して、比丘尼、女人等を来入せしめず、邪風ひさしくつたはれて、人わきまふる
ことなし」

「女人なにのとがかある、男子なにの徳がある。・・・聞法をねがひ出離をもとむること、
かならず男子女人によらず」

青山先生が日本を代表する尼僧でありえるのは、道元様のこのお言葉があるから
と思っている禿頭です。他宗派では女性の門戸を閉ざしたままのところがあるとの
ことです。

道元様は現代人からみても論理的で哲学者の風貌がみえます、文化人に道元様が
愛される所以はこの哲学者の部分が大きいのでは、もちろん仏教者としては
最高の方ですが、仏法に縁がない方でも、道元様に傾倒される方が多いのも
うなずけます。

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道元様 15

2014年02月25日 23時18分02秒 | 仏法
「う〇こまん」の話がでましたので、青山先生のその手のお話を
紹介しましょう!

青山先生は5歳の時に叔母様のお寺に跡継ぎとして、引き取られます。
実のお母様の悲しみはCDに入っているのですが、それはさておき
優しい叔母様ですが、教えに関しては大変厳しい方だったそうです。

ある時、トイレの使用について、外は良い、然し中がいけないと
言われたそうです、意味が分からないまま15歳で愛知尼僧道場に
入られます。

内山興正老師(沢木老師のお弟子)のお家柄は、伊勢藤堂藩の
御祐筆で、おばあ様のしつけが大変厳しく、トイレの仕方も厳しく
教えられたそうで、使用する紙はまず四つに折り、開いて使用し
その後また四つにたたんで、下に落とすそうです、昔は水洗は
ありませんので、内山老師のトイレは四角に畳まれた紙が真ん中に
積まれていたそうです。今は水洗になったが、癖でついペーパーを
四つにたたんでしまうとおっしゃたそうです。

そのお話を聞かれた青山先生は、おばあ様に言われた中がいけない
と言われた意味が分かったそうです。

「う〇こまん」が悪いのではなく、そのようなしつけをしてもらえ
なかった環境がいけないのだと思います。

仏法とは自分の過ちにきずく事だそうです。
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