NHK昨年の大河ドラマ鎌倉・・・の中で3代実朝暗殺の犯人を「こうぎよう」と呼んでいますが、
この映画では「くぎよう」と呼んでいます、なぜ呼び方が変わったのか疑問です。
公暁(2代源頼家の次男?)近年はこうきようである可能性がたかいm-beeing.
鎌倉時代初め政治権力争いは激しいですが同じように、日本仏教界も新鎌倉仏教の出現により同じように激しい争いが起こりました。
道元さまは1200年生まれ23歳で宋へ、4年かん修行の後帰国「空手還郷」「眼横鼻直」を映画では
比叡山の荒法師に正伝の仏法と言うがお前は何を持ち帰ったのかの質問の答えです。
400年前の空海さまとは大違い、お経やら密教仏具をどっさり持って帰られた。
密教はインドで仏教勢力が衰えたのでバラモン(今のヒンドゥー)教を取り入りたもので原始、上座部、大乗仏教とは一線を画します。
日本から見れば最新の仏教が密教で桓武(最澄の理解者)、平城、嵯峨天皇の御代、特に嵯峨天皇は空海の大理解者。
新しい仏教がすぐれていると判断されて空海仏教が日本を覆います。
道元さまに戻る、また北条時頼から大寺院を鎌倉にたて道元さまを開山にと要請されますが
私には小さな小さな永平寺がありますと断ります。時頼は三浦一族(山本耕史の子孫)を滅ぼして毎夜亡霊に
悩まされているところを、道元さまに執権とはいみじくも権力にとらわれると書く、権力を捨てなさいと
アドバイスされ平常心に戻る。
映画では道元さま一人で中国に渡ったように見えますが、建仁寺の偉い僧と一緒に宋に渡るのですが
先になくなられます、ちなみに道元さまは栄西(えいさい、ようさいの方が正しいかも)の逸話にひかれて
建仁寺に入門しますが栄西はその時点ではお亡くなりなっていました。
これは道元さまが見性体験を映像で表現したものですが、玉城先生は底が抜けたと表現されています。
真っ暗闇の宇宙にほおり出されたと表現されるかたもあります。アポロ宇宙飛行士は実際にほおり出された、
立花たかしの「宇宙からの帰還」にあります、体験は論理では証明出来ませんので錯覚であると言わればそれまでです。
パウロの眼から鱗現象です、キリスト教徒を迫害していたパウロが180度転向するのですから。
話しがそれています、道元さまに戻ります。
悟りの体験におわりがないと言われますが、道元さまは天才なのかすごいとしか言い様がない。
正法眼蔵はappleのスティーブジョブズの愛読書と言われますが、実は正法眼蔵は道元さまの専売ではありません。
正法とは正しい仏法、眼蔵は明らかにしたものをとどめたものと言うことで他の僧も書かれていますが道元さまのが有名。
道元さまの只管打坐は坐禅するだけを意味しているのではなくすべての行いが仏道なんだと言われているように思います。
公安禅で悟るのはむづかしいが只管打坐のほうが悟りに近づきやすいのでは。
日蓮上人の手紙に宮仕えをしている四条金吾に「お勤めを一生懸命することが法華経の実践」(法華経とは仏道のこと)
と言われています。
道元さまの坐禅も仏道と同じことだと思います、私が一生懸命寿司を作ることが坐禅であり法華経なんだなと
思う今日この頃なんですが、毎日15時間労働はしんどいなぁ・・・
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