トリックについては解説に図入りで説明されています。
これが坂田靖子のマンガみたいでけっこう笑えます。
これから毎巻ごとに付けてくれませんかネ。
本編にも現場と部屋の見取り図くらいは欲しかったところ。
しかし図があるとネタが割れてしまうし、分かりにくい文意だからこそ
読者をケムにまける、という点はあるかも。
密室殺人ではないけれど、密室殺人の状況を逆手にとった不可能犯罪、
という解説での指摘に目ウロコでした。
なるほど。
不可能犯罪の必要性もいちおう納得できます。
が。
エラリーの推理に憶測と決め付けが多く、説得力がまるでない。
そのかわりと言ってはナンですが、今作のエラリーは積極的な単独行動も辞しません。
これ、なにかを思い出すなと考えてみたら、
ハードボイルドの主人公にそっくりじゃありませんか。
魔性の女役のシューエル嬢の寝室へ忍び込むときは、
ハードボイルド探偵へのあてこすりなセリフもあり、
相当にハードボイルドを意識しているように読めます。
とくにハメットについては2度も言及されています。
P282で「ハメットとホイットフィールド」と書かれているホイットフィールドは
雑誌ブラック・マスクの人気作家です。
密室(のような)殺人、宝物、異国趣味(中国)、妖艶な美女など、
読者サービスにつとめた作品でした。
これが坂田靖子のマンガみたいでけっこう笑えます。
これから毎巻ごとに付けてくれませんかネ。
本編にも現場と部屋の見取り図くらいは欲しかったところ。
しかし図があるとネタが割れてしまうし、分かりにくい文意だからこそ
読者をケムにまける、という点はあるかも。
密室殺人ではないけれど、密室殺人の状況を逆手にとった不可能犯罪、
という解説での指摘に目ウロコでした。
なるほど。
不可能犯罪の必要性もいちおう納得できます。
が。
エラリーの推理に憶測と決め付けが多く、説得力がまるでない。
そのかわりと言ってはナンですが、今作のエラリーは積極的な単独行動も辞しません。
これ、なにかを思い出すなと考えてみたら、
ハードボイルドの主人公にそっくりじゃありませんか。
魔性の女役のシューエル嬢の寝室へ忍び込むときは、
ハードボイルド探偵へのあてこすりなセリフもあり、
相当にハードボイルドを意識しているように読めます。
とくにハメットについては2度も言及されています。
P282で「ハメットとホイットフィールド」と書かれているホイットフィールドは
雑誌ブラック・マスクの人気作家です。
密室(のような)殺人、宝物、異国趣味(中国)、妖艶な美女など、
読者サービスにつとめた作品でした。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます