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12月の雨の日は

2016年11月12日 | others
エラリー・クイーン 推理の芸術(フランシス・M・ネヴィンズ)
ぼくのミステリ・クロニクル(戸川安宣)
翻訳家の蔵書(大瀧啓裕)
あとヴァンスの「天界の眼」も。


「エラリー・クイーン 推理の芸術」
代作問題と合作方法の謎が明らかになるのか否や。
パーソナリティの部分まで踏み込んでいるのかどうか分かりませんが、
母親不在の探偵チームの創造には少なからずマザコンが根本にあるとにらんでいるので、
そこらあたりも記してあるのだろうか。

「ぼくのミステリ・クロニクル」
創元の国内ミステリ路線はこの人が敷いたもの、ということでいいんですね。
この人のこういう本が出るなら、厚木淳の話も本になっていればよかったと思う。
翻訳もののセレクションについて、誰がどうやって決めていたのか。(存在するのかな?) 
「新訳・緑のカプセルの謎」を読んだときにも思ったけれど、
70年代までの創元推理文庫でのカーは、今から思えばいい選択がされていたと思う。
ハヤカワとの綱引きもあったのろうが、全作品を読んだうえで、
ミステリとして堪能できる作を選んでいたのでは。そこのあたりの話など読んでみたい。
「翻訳家交遊録」は入るんだろうなあ、ぜひ入れて欲しい。


「翻訳家の蔵書」
オルガナイザー山野浩一以外による、サンリオSF文庫についての話に期待。

※厚木淳インタビューがありました。
しかも「SFイムズ」、うちにあった。
厚木淳インタビュー
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