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ハーネス 時の娘

2009年08月29日 | SF
そういえば、「マイナス・ゼロ」によく似た作品を思い出しました。
チャールズ・ハーネス「時の娘」です。
ハーネスはサンリオSF文庫から「ウルフ・ヘッド」が1冊だけ翻訳されている作家ですが、かのオールディスがワイドスクリーンバロックの頂点として持ち上げた「リタネルの環」の作者でもあります。長編とか翻訳してくれないかなあ、売れないだろうけど。

そのハーネスの短編「時の娘」のアイデアが「マイナス・ゼロ」によく似ています。どちらかがパクったというわけではなく、並行進化なんでしょうね。
「時の娘」(1953発表 日本ではSFマガジン1968年9月号)
『マイナス・ゼロ』(1965年『宇宙塵』に連載)



これが「時の娘」掲載のSFマガジンですが、いま見ると「せんとらる地球市建設記録」(星田三平著)の解説をなんと塔晶夫(中井英夫)が書いていたりします。
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