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機械探偵クリク・ロボット

2014年03月26日 | ミステリ
機械探偵クリク・ロボット カミ
最近文庫になったのを知り、以前買っておいたものをあわてて読みました。
ロボット探偵かと思いがちですが、
ホントの探偵役はクリク・ロボットの製作者であるアルキメデス博士
(古代発明家アルキメデス直系の子孫)、不連続に出てくる巨勢博士みたいです。

クリク・ロボットは人型分析器兼記録器兼ボディガードみたいな役割です。
いちおうミステリ風に展開するので、
「ルーフォック・オルメス」みたいなノンセンス・バカ話にはなりません。
ぎゃくに収録されている2つの中篇のうち、
「五つの館の謎」(1945)は意外に本格ミステリ調で、
トンデモですが一応謎解きになっています。
これ、モリスンの古典短編かクイーンの国名シリーズにあったネタですね。

ところで「ルーフォック・オルメス」の新訳が出るそうです。




初心者のためのカミ入門 第2回(執筆者:ピエール・アンリ・カミ・高野)

カミ様お願い


テンプターズの代表曲をハナエがカバー。「神様はじめました」ED
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