1年ほど前に、この階下のフラットを売却するので、出て行ってくれと家のオーナーに言い渡されていた階下に住んでいたジョージが、とうとう、おととい出ていくことになった。
行先はないという。階下の賃貸料は、500ポンドか600ポンドだったと思う。
これ以上、安い賃料の物件は、いくら探しても、どうしても、イーストボーンのエリアでは、見つからなかったそうだ。
またこの周辺の地域も土地や家の値段が高騰しているので、イギリス南部は、難しいかもしれない。
それなら、もっと北の移民の多い場所など、もっと安い地域に引っ越しするしかないのだけど、どうも、ジョージは、あまり、真剣に引っ越しのことを考えてなくて、成り行きに任せていたようだ。
カウンシルに、探してくれるように再三のように訴えていたようだが、ジョージのようなケースが多く、カウンシルフラット(公営住宅)を待ってる人の数が、夥しい行列で、無理だったようだ。
それで、引っ越しの道具も少ないジョージは、少しの荷物をもって車で、友人の所に、2、3日毎に、移動する生活、本当にホームレスの生活に転落したようだ。
バスの運転手をしていたと言うジョージは、年金ももらっていた。67、8歳くらいの年齢だと思う。
昨日は、親しくしていた隣のフラットの人の所に泊めてもらっていたようだけど、今日は、別の友人の所に行ったようだ。車は、まだあるから、最悪の場合、車の中で寝泊まりするのかもしれない。でも、毎月、年金が入ってきて、500ポンド(約7万7千円くらい)の家賃を支払っていたのだから、ぜいたくさえ言わなければ、最低限、寝泊り出来る所はあると思うのだけど。。。(;´・ω・)
しかし、この年齢になって、ホームレスになるということは、本当に恐ろしいことだと思う。
私など、年金も殆どないし、長生きするのが、本当に恐ろしい。老人ホームに入るお金もないし、未来のことを考えると、お先真っ暗だ。
今朝は、洗濯機が壊れたので、洗濯ができないので、洗濯物をバッグに入れて、コインランドリーまで出かけて行った。車で5分くらいの所にあった。
驚いたことに、かなり大勢の人で賑わっていた。値段を見て、更に驚いた!
何と、洗濯するだけで、6ポンドもするのだ!(約930円くらい)
以前、日本でコインランドリーを使ったときは、確か、100円か200円だったと思う。
何でも、かんでも、恐ろしく高くつくものだと、溜息がでて、洗濯物をもって、引き返してきた。
それでも、コインランドリーを利用する人が、こんなに多いとは?!
洗濯機を買った方が、ずっと安くつくと思うんだけど。(;'∀')