風とカモメの街に暮らして

海外生活、20年、シニアの生活を綴っています。                   

こんなに泣いたのは、何年振りだろう?

2019-09-17 23:23:13 | 日記

先週末、土曜日、日曜日と夫の子供たちと元奥さんのいるサマーセットに行ってきた。
夫の元奥さんの旦那さんが癌の末期で、ホスピスに入っているらしいが、最後のパーティをしてあげようということで、夫の息子が企画したパーティに出席するため、私も出かけて行った。

一つは、夫の孫のFelixに会うのも楽しみだった。
可愛い子供と、遊び、戯れたかった。

もう、日本にいる自分の孫に会えるかどうかもわからない。
日本に帰っても、大阪に遊びに来てくれるかどうかは、わからない。

息子とは、疎遠以上の関係になってしまった。

友人にも、言われた。
「喧嘩するほうが、まだいいよね。まったく無視されるのは、つらいよね」と。

日本にいる孫に、Amazonから恐竜のレゴが欲しいということで、送った。
恐竜のバースデーカードも送ったけど、息子についたかどうかのメールしても読まないし、もちろん、返事もない。
着いたのかどうかもわからないけど、Amazonから配達終了というメールがあったので、届いてる
ことは確かだ。孫が気に入ったかどうかも知りたいところだけど、それも、わからないままだ。

クリスマスは、もう何も送らないでおこうと思う。
自分が、つらい思いするだけだから。
喜んでくれて、たったひとことでいいから、「ありがとう」と言ってくれたら最高に幸せな気分になるんだけど、
息子もお嫁さんも、私が幸せな気分になってほしくないみたいだから仕方ない。

私などには、「ありがとう」の一言も言いたくないんだろう。
何故、そんなに嫌われてるのか、未だにわからない。
お嫁さんは、私が震災の後に息子が一人で暮らしてる家に行って、私が料理したり、家の掃除を
したのが気に入らなかったようだ。
それでも、そのあと、家に招き入れてくれたこともあった。
殆どが、家には上げてくれなかったけど。

いつも、息子と孫に会いに行くときは狭いホテルに宿泊させられた。
もちろん、自分勝手に会いにいくのだから、本当は来てほしくなかったのだろう。

今年からは、息子まで、よくわからないことを言い出して、電話も取らない、メールも読まなくなった。「読む暇ない、電話で話す暇ない」、というのが理由だけど、どんなに忙しい人でも、1か月に1回くらいは、一言でも「元気にしてるよ」とか、あってもいいんじゃないかと思う。

4月に2日間だけ会ったきり、その後、まったく連絡が途絶えてる。
一度、お嫁さんのお母さんに連絡してくれるように頼んだ時は、息子が切れて、ひどいメールを送ってきた。

子供の時は、あれほど、可愛かったのに、優しくて思いやりのある子に育ってくれると思っていたのに、こんなことになるなんて、誰が予想した?

毎日、息子のことで悩む日々が続く。
ネガティブな気持ちになる自分が、やり切れない。
息子や息子の家族には幸せになってほしいから、こんなネガティブな気持ちになりたくないのに。
忘れようとしたら、余計に忘れられなくなる。たった一人の息子のこと。悲しくてたまらない。

今年の春、息子に会った時は、いっぱいいっぱいだった様子。所かまわず、寝ていた。よほど疲れているのだろう。勤め先は、ブラック企業のようだから。

サマーセットでは、ホテルに泊まった。久々にお風呂にも入った。うちは、シャワーしかないので、
バスタブにつかり、くつろぎたかった。

そして、何よりも、自分の孫に会えないので、せめて、夫の孫と遊びたかった。
小さな手を握り、手をつないだ。
小さな手、いとおしくて、可愛くて仕方なかった。



自分と血の繋がりなんて、関係ないなと思った。

Felixは、こんな私にも懐いてくれて、トイレまで連れて行って、おしっこさせたりしても、ちっとも嫌がらないし、本当に自分の孫みたいだった。

そういう風に仕向けてくれた夫の息子にも感謝してる。

夫の息子は、わがままなところもあって、何度か腹を立てたこともあったけど、血の繋がりのないStep Fatherのために、車いすを車に積み込んだり、ホスピスに迎えに行ったり、今回は、16名の親しい友人を集めて、Step Father のために、パブでパーティを開くことを企画したのだ。

彼は、私の状況を知ってくれて、同情してくれて、いつも、「Felixを自分の孫だと思って」、と言ってくれる。

夫の息子の家に行った時、Felixと、夫が遊んでるのを見てると、無性に泣きたくなった。
夫の家族と、私の家族、なんという違いだろうと思って。

そして、涙が止まらなくて、とうとう、声をあげて、嗚咽をこらえきれずに、泣いてしまった。
いい年した、ばあさんが、こんなに泣くなんて。

こんなに泣いたのは、母が死んだ時以来じゃなかろうか?
小さなFelixは、どうしたんだろうという顔をしていた。

パーティに行く前に、教会に立ち寄り、気持ちをCalmにしようと思った。
あとから、あとから涙があふれて、泣けてきて仕方ない。
パーティでは、あまり人並みにしゃべれないので(話題もないので)、もっぱら、Felixとばかり、遊んでいた。
紙飛行機を作ってあげたりすると大喜びだった。

Yeovilの中心街に立つ教会。



教会の前は、植物園のように、いろんな木々や花が植えられていて、それは、それは、美しかった。
その庭園を歩くだけで、とても癒された。



教会の真ん前にある花壇。ブルーのオーブ(たまゆら)が映っていた。
ブルーのオーブは、高貴な精霊が宿っているらしい。
Holy Placeと(神聖な場所)という感じがした。





パーティの後、近くの川にでかけた。夫の娘が、川で泳ぎたいという。



ここは、地元の人しか知らない美しい川で、子供たちが泳いだり、木にロープをかけて、水に飛び込んだりしていた。とても楽しそうだった。



夫の娘も、誰もいなくなった川で、ゆったり泳いでいた。

有名な絵画のオフェリアの絵を思い起こさせる川。(それとも樹木希林さんのポスター?)

今夜も、母の仏壇に向かって、せめて良い夢をみれますようにと祈って寝ます。









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