先日、夫の友人のイアンのキャラバンハウスに行ってきた。
彼の元彼女の犬のルカがいるので、会いたくなって。
ルカは、大きな犬だ。
ジャーマンシェパードと、ドーベルマンと、ミックスに犬で、いつも行くと、覚えていてくれて、
飛びついてくる。大喜びで大歓迎してくれる。
そして、ぺろりと顔をなめてくる。
ビーチに行った。
夫とイアンは海で泳いで、私は、ルカと遊ぶ。
ボールを投げてやると、拾って、戻ってきて、私に投げ返す。
ペニーもそうだったけど、本当にボール遊びが大好き。
1階に引っ越してきたジェイムスの犬のアクセルは、ボールを投げるのではなく、サッカーを好む。ボールを、蹴ってやる遊びの方を好む。犬によって違うものだ。
ボールに興味を示さない犬もいるし。
ルカと会うのも、これが最後かもしれないと思うと淋しい気分だ。
イアンは、もっと淋しいだろう。
彼は、15年ほど前に、キャラバンハウスを買った。
日本円で、500万円くらいだったか? それが、何と住める期間が決まっていたのだ。
15年経ったら出て行かなければいけない契約だったそうだ。
そして、この夏、いや、もう今月末に出て行かないといけないんだそうだ。
立ち退き料は、8000ポンド(130万円ほど)もらえるらしいけど、次に住む場所が決まっていないそうだ。
イアンの新しい彼女のアリソンの家は、狭いから住めないらしい。
それにしても、イアンは、学校の教師をしていたけど、去年と今年は、働きたくないと言って、全く仕事をしていなかったようだ。
キャラバンハウスの部屋に行くと、部屋がとても汚れていて、汚れたカップでお茶を入れてくれるが、何だか飲む気になれなくて、いつも断ってしまう。
夫は全く平気だ。汚れていても何でも。
ここで、友達の少ないロブにとって、イアンは唯一と言っていいくらいの親友だった。
うちがもっと広ければ、暫く居候させてあげてたかもしれない。
あいにく狭い家で、トイレも一つしかないし。
階下の元住人のジョージも、最後の最後まで、「ホームレスになってしまう」と不安を口にしていた。この辺の賃貸料金は、すごく高いのだ。
そういえば、イアンの元奥さんはビジネスで、大成功して、かなりの資産家だという。
フランスにある別荘に、よく出かけていた。パートナーと一緒に。
そのフランスの別荘に住むつもりだったみたいだ。
でも、Brexit(EU離脱)で、フランスや、ヨーロッパに簡単には住めなくなった。
イギリス国民もバカな選択をしたものだ。損することの方が多いBrexitを選ぶなんて。
あと、イアンには、100歳近くになる母親がYorkにある家に、今も、一人で住んでいるそうだ。
でも、母親と、そりの合わないイアンは、そこにも行く気がないらしい。
普通、100歳近くになるおばあさんだったら、息子と一緒に住むことを望むと思うのだけど。
彼は離婚してから、合計、私が知ってるだけでも、3人のパートナーがいた。
一人のパートナーと別れると、すぐに次のパートナーを見つけた。
夫の息子もそうだ。何人かパートナーがいて、一人と別れると、すぐに次のパートナーを見つける。夫の息子は、人付き合いが上手だからかもしれないけど。
そして夫の息子は、しょっちゅう、夫のテキストメールを送ってくる。電話でも、しょっちゅう話してる。私の息子とは、えらい違いだ。いろいろ適切なアドバイスをするからかもしれない。
この日はキャシーに招かれていたので、カレーを作って持って行った。
彼女の旦那さんが目が見えなくなってから、キャシーは料理を作るのが大変だと言ってたから。
それまでは、料理好きの旦那さんが殆ど料理を作っていた。
アパートの最上階に住むキャシーのアパートのラウンジは、見晴らしが最高。
うちの庭のコスモス
母の命日には、花を買ってきて飾った。
日曜日は、犬の散歩のボランティアに行って、その後、用事があり、日本人のSさん宅に立ち寄った。
Sさんの話を聞いてると、私たちの暮らしとは雲泥の差がありすぎるなあといつも感じる。
Upper Classの人々なのだ。彼女の家族も、皆、お金持ちみたいだ。
この街に住む日本人の人は、殆どが、とても、リッチで、生活レベルの差が、ありすぎる。
高級住宅街に住み、他にもプロパティを持っておられる。
私などの庶民とは、とても、話しが合わないなと思うことも多い。
私の住むエリアは、イーストボーンで一番、安いエリアに入る。その分、税金が安いけど。
この辺はカウンシルフラットだったので、今も生活保護の人々が、かなり住んでいる。
時にはドラッグディーラーもいたりして、警察の車が時々やってきて、問題を起こした
斜め向かいの家の前に、よく停まっている。
インド人女性が、住んでいるが、過去に、いろいろな犯罪人と関わっていた感じがある。
勿論、生活保護で入居している。
日本の生活保護の人と、ちがうのは、部屋がゴミ屋敷になっていること、人に迷惑をかけること、(大音量で音楽をかけたり)ドラッグの販売に関わっている人がいること。
それでも、まだ治安は悪くならなくて良かったと思う。
これがUpper Classの人々の住むエリアと違う点だ。
あと、ちがう点は、やはり、道に落ちてるゴミの量だ。
Upper Classの居住地では、殆どゴミは落ちていない。
そして、道で人と出会うと、知らない人でも、挨拶してくる点だ。(フレンドリーな人が多い)
だから、犬のボランティアの散歩でも、こういう地域だと、ゆったりと散歩できるのだ。
日本に住む友人も、私の生活が、優雅な生活だと思っている人もいるようだ。
確かに暑い日本の夏と比べると、夏は、涼しく気候の良いここでの生活は、狭い所に住んでいようが、貧乏暮らしであろうが、確かに優雅な生活かもしれない。
まして、私たちは、歩いてすぐの所にビーチがあるので、本当に恵まれてる。
イーストボーンに住んでいてもビーチから離れていたら、こんなに頻繁に海水浴に行けなかっただろうと思う。
昨日までは、まだ暑かったが、今日は一変して涼しくなった。
うちの隣の庭では、大勢の雀が砂浴びをしていた。
涼しくなって嬉しいことは、いろいろなことに集中できることだ。
暑いと、いろいろなことに集中できない。
海で泳ぐことばかり考えてしまう。
ブラックバード(メス)が羽を広げて日光浴している。
昨日は、アボカドPrawnのカクテル(エビとアボカドのカクテル)
そして、残っていた麺で、冷麺を作った。
夕方になって、暑くなってきたので冷麺が食べたくなった。
ハムがなかったので、ツナ缶と人参、トマト、錦糸卵、キュウリを入れて、美味しかったです。
暑かったので、またまたビールが美味しかった!
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