なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

我ながら性格が・・・変わらない

2009-01-28 18:11:41 | Weblog
 昔、若い頃に初めて職について、正社員としてやった仕事が自分よりかなり年上の人たちに仕事の連絡とか指導・管理するような業務・・・
 パートタイマーとは言っても家に変えれば一家の主婦であり母親でもあるから、それなりの自信も責任もプライドも持っている人たち、あるいは社会的な地位は低くても技術を持っている職人的な人たちでしたから、若僧としてはかなり苦労した経験があります。
 結局は仕事に誠意を持って取り組むこと、年令と関係なく業務として接することと相手への敬意を失わないこと・・・マアそういうことが重要だと考えた。
 それと、第一に変える必要があるところの気がついた。
  まず、学生口調を改めて少し話すスピードをゆっくりにすること。
   それと、相手に理解してもらおうと話す時に、学生調に”論破”するような感じがしてはいけないこと・・・

 ともかく、それまで自分が属していたグループ・・・学生であり勝手なことを言い勝手なことをやっていたそういうグループは社会的には小さな、特殊な存在だったでありうと気がついた。
 従って、これから自分が社会に出て受け入れられるかどうかは、自分を変えていけるかどうかにかかっていると考えたのです。
 そういう事で、相手の話を聞くこと、穏やかに話すことなどなど・・・結構改善点は多いのですが、変えながらやってきたつもりです。
  しかし、しかし性格はそうは簡単には変わらないものです。

 今日の歯科大での治療で自分で自分に呆れてしまいました。
  ここは予約制で、概ね1回の治療は1時間以内程度が予定されています。
 そして今日の予約時間は午前10時30分・・・これは治療の15分前には待合室に行き、受診準備が必要です。
 そして、10時30分に治療用のキュービックに案内された・・・そこまでは良かった。
 ところが担当の先生がなかなか現れない・・・10分経ち20分経ち、30分経ったところで私が限界でした。
 遅れているのは推測では前の患者さんの治療が長引いているだろうとは思うのだけれど、しかし私としては限界。
  まあ、お客顔で威張り散らすのは苦手なので、そういう気配も出しませんが、
 助手の人に「先生もお忙しいようですし、私も午後には予定がありますので今日の予約はキャンセルということにして、来週に予約を取り直していただきたいのですが・・・」要するに私は「待てない性格」なのです。
 電車みたいな比較的ダイヤがしっかりしているものは待てますが、市内の路線バスみたいにバス停の予定表がほぼ守られないようなものは待てない。
 女房の買物だって「洋服選び」みたいなものは絶対に待てない。

 結局30分待った後、今日の予定は無かったことにして、来週に予約の取り直し・・・全く「待てない性格」なのです。
 自分で何かをやる時に、時間厳守のマナーと同時に守らなくてはいられない性格なので、その反対の「待たされる」ことにからっきし弱い。
 私は宮本武蔵にはなれない。
  小次郎にはなれるかも知れませんが、武蔵の計略に簡単に引っ掛かって、「小次郎破れたり!」となるのです。
 この弱点は少なくとも半世紀の間全く改善されていません。
  自分で改善をあきらめていますから、これからもきっと「待たされることに弱い」性格のままでしょう。
 直せないだろうし、直す気も無さそう・・・。