なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

さて、この頃のジイサマは・・・

2011-04-04 21:49:53 | Weblog
 奈良時代の建物に使われた木材の裏側に「この頃の(又は最近の)若い物は・・・」という落書きがあったそうですが、どの時代でも年長者は同じフレーズで嘆いていたのですネ。
 この傾向は、例えば部活で先輩が「最近の新入部員はタルンデイル」と活を入れる・・・彼らも先輩に言われていたはずで。
  どの時代の親たちにしたって、自分の子供の子育てに手を焼いて「最近の子どたちは・・・」と言う。
 マア、実際にそういう面も有れば、自分の力不足の面を棚にあげての発言も有るし、どの時代でもそうだったという面も有るでしょうネ。
 今日はそういう事をチラッと考えるような事がありました。

 朝の出勤前に、2月並みに寒いものの天気がよいので鞄の中にカメラを入れて早目に家を出ました。
  今日も先日と同じ出勤途中の公園に寄る。
 ここは市役所の隣で、大きくは無いけれど数本の桜が咲いている、、、シダレザクラはほぼ満開に近い。
  数日前もここで出勤前に写真を撮ったが、日が違うと表情も違うのではないか、またその日の天気で微妙に輝きが違う気がして写真を撮りに行きました。
 さて件の枝垂れ桜の前で・・・朝日の方向を背にし、背景を考え、青い空を背景に入れるアングルを考えてカメラを構えていざシャッターを押そうとした瞬間。
 私の前にジイサマガ現れてサクラの写真を撮り始めました。
  彼の持っているデジカメではその距離が丁度いのか、、、私はチョット「ムッ」としたけれど『マア、彼が撮り終わってからでよいか』と思い待つ事に。
 ところが、ジイサマはかなりゆっくり、、、撮り終わったのかと思っても、また始めたり、そこを動かなかったり、、、。
  「この頃の若い者は・・・」と言う台詞が「この頃のジイサマは・・・」に替わって頭を過ぎりました。
 結局時代も世代も越えてこういう人は何時でもどんな時代でもいると言う事でしょう。
  まさか”喧嘩を売っている”わけでもないでしょうネ。

 そう言えば車の運転で、例えば2車線の道で左の走行車線を走っている時に、後ろから私の車を追い越して(それだけなら単にスピードオーバーだけ)私の車の鼻先をかすめるようにして前に出たかと思うと左折する・・・高速道路では同じようにインターチェンジに出て行く・・・『後ろを通れば危険も無く楽なのに・・・』。
 こういう運転も『最近のドライバーは・・・』なんですが、実際は年令と関係無くそういう事をやる人はヤルと言う事でしょう。

 さて明日、明日は違うカメラを持って行ってカメラによって多少違う写真になるかどうか確かめます。
  明日は焦点距離が短いレンズで広い角度で、且つピント拡大をして細部にピントを合わせて撮って見る、、、マア余り変わらないでしょうが、、、。