The Masterpieces その1(レンブラント他)
国立博物館アムステルダム Rijksmuseum Amsterdam
(アムステルダム国立美術館)
http://www.rijksmuseum.nl/
アムステルダム国立博物館の本館は2009年末まで改装工事のため閉館中です。この期間中、国立博物館のフィリップス棟で「ザ・マスターピース展」が開催されています。美しいドールハウス、贅沢な銀製品、最高級のデルフト焼陶器、オランダの歴史を彩る見事な品々、そしてもちろん有名なレンブラント、フェルメール、フランス・ハルス、ヤン・ステーンの絵画など、オランダ黄金時代のハイライト作品400点以上が鑑賞できます。
入場料は10ユーロ。音声ガイドとカラーで141ページもある解説書は現在あわせて7.5ユーロ。ユーロ高ということを除けば安い!
さて、このオランダ観光局の文章。まったく適切でした。フィリップス棟の一階は、オランダの栄光といった展示。二階は、絵画マスターピース。レンブラント、フェルメール、フランス・ハルス、ヤン・ステーンが並びます。
この展示の冒頭を飾るのはバルトロメウス・ファン・デル・ヘルスとの横幅5.5メートルの肖像画「ミュンスターの講和を祝うアムステルダム市警団の宴会」。1648年5月15日に結ばれたミュンスター講和条約(ヴェストファーレン条約(ドイツ語:Westfälischer Friede)とは、三十年戦争の講和条約で、ミュンスター条約とオスナブリュック条約の総称である。日本ではヴェストファーレンのラテン語読みからウェストファリア条約とも呼ばれる。)でスペインとの80年戦争の終結、オランダ共和国は公式に独立。それを祝う。人々の立派な服装が目を引く。当時は、夜警より評価が高かったとのこと。画像リンク
そして東インド会社VOCの活躍などが描かれます。
Frans Postの描いたブラジルの風景、Views of Olinda, Brazilもありました。Frans Postの絵画をルーブルで見て(こちら)、見ることはないかと思っていましたが、再会です。歴史的には、「1648年で国境線が確立すると、1651年以降、北海の商業航路をかけて、イギリスとの覇権争いがおこる。その敗北の結果、オランダは政策を変更。ブラジルの開拓地から手を引き、東洋の航路の確保するためにケープタウンを建設した。」(この文章はART BOOKレンブラントP94の要約です)すなわち、Frans Postの描いたブラジルの風景は、17世紀前半のオランダ開拓地の風景ということになります。
そして、2階に移ってレンブラント、展示されていたのは下記の作品。弟子の作品も展示されているのですが、やはりうまいですね。単なる描写でないところが(当時としては)斬新だった、ユダヤの花嫁などに見られるティツィアーノの影響とゴッホが感動した絵の具の塊、、ティティトウスを失った悲しみ、そして夜警の大画面、その画面の少女のベルトの死んだ鳥など、解説聞きながら楽しみました。
http://www.rijksmuseum.nl/aria/aria_artists/00016943?lang=en
エルサレムの破壊を悲しむエレミア, 1630 画像リンク
Tobit and Anna with Kid, 1626 画像リンク
自画像, 1628 画像リンク
女預言者アンナに扮した画家の母親, 1631 画像リンク
マリア・トリップの肖像,1639 画像リンク
ヨハネス・ウテン・ボハールトの肖像, 1633 画像リンク
Dr Ephraim Bueno, Jewish Physician and Writer, 1647, SK-A-3982 画像リンク
The Stone Bridge, 1638, SK-A-1935 画像リンク
Portrait of Haesje van Cleyburgh, 1634 画像リンク
カプティン派修道士の姿をしたティトウス Titus van Rijn possibly as St.Francis of Assisi, 1660 画像リンク
ユダヤの花嫁、Issac and Rebecca, aka The Jeweish bride 画像リンク
夜警Night Watch, 1642 画像リンク
国立博物館アムステルダム Rijksmuseum Amsterdam
(アムステルダム国立美術館)
http://www.rijksmuseum.nl/
アムステルダム国立博物館の本館は2009年末まで改装工事のため閉館中です。この期間中、国立博物館のフィリップス棟で「ザ・マスターピース展」が開催されています。美しいドールハウス、贅沢な銀製品、最高級のデルフト焼陶器、オランダの歴史を彩る見事な品々、そしてもちろん有名なレンブラント、フェルメール、フランス・ハルス、ヤン・ステーンの絵画など、オランダ黄金時代のハイライト作品400点以上が鑑賞できます。
入場料は10ユーロ。音声ガイドとカラーで141ページもある解説書は現在あわせて7.5ユーロ。ユーロ高ということを除けば安い!
さて、このオランダ観光局の文章。まったく適切でした。フィリップス棟の一階は、オランダの栄光といった展示。二階は、絵画マスターピース。レンブラント、フェルメール、フランス・ハルス、ヤン・ステーンが並びます。
この展示の冒頭を飾るのはバルトロメウス・ファン・デル・ヘルスとの横幅5.5メートルの肖像画「ミュンスターの講和を祝うアムステルダム市警団の宴会」。1648年5月15日に結ばれたミュンスター講和条約(ヴェストファーレン条約(ドイツ語:Westfälischer Friede)とは、三十年戦争の講和条約で、ミュンスター条約とオスナブリュック条約の総称である。日本ではヴェストファーレンのラテン語読みからウェストファリア条約とも呼ばれる。)でスペインとの80年戦争の終結、オランダ共和国は公式に独立。それを祝う。人々の立派な服装が目を引く。当時は、夜警より評価が高かったとのこと。画像リンク
そして東インド会社VOCの活躍などが描かれます。
Frans Postの描いたブラジルの風景、Views of Olinda, Brazilもありました。Frans Postの絵画をルーブルで見て(こちら)、見ることはないかと思っていましたが、再会です。歴史的には、「1648年で国境線が確立すると、1651年以降、北海の商業航路をかけて、イギリスとの覇権争いがおこる。その敗北の結果、オランダは政策を変更。ブラジルの開拓地から手を引き、東洋の航路の確保するためにケープタウンを建設した。」(この文章はART BOOKレンブラントP94の要約です)すなわち、Frans Postの描いたブラジルの風景は、17世紀前半のオランダ開拓地の風景ということになります。
そして、2階に移ってレンブラント、展示されていたのは下記の作品。弟子の作品も展示されているのですが、やはりうまいですね。単なる描写でないところが(当時としては)斬新だった、ユダヤの花嫁などに見られるティツィアーノの影響とゴッホが感動した絵の具の塊、、ティティトウスを失った悲しみ、そして夜警の大画面、その画面の少女のベルトの死んだ鳥など、解説聞きながら楽しみました。
http://www.rijksmuseum.nl/aria/aria_artists/00016943?lang=en