マチスの最後の作品の１つThe Plum blossomがMoMAに

The New York TimesのCarol Vogel氏の記事。
マチスMatisseの1948年の作品"The Plum blossom"がthe Musuem of Modern Art (MoMA)の館長のMaria-Josee Kravasとそのfinancierである夫のHenry Karavasによって購入される。MoMAの絵画と彫刻のチーフ・キュレータのJohn Edenfield氏によれば。1970年にパリのGrand Palaisでの展覧会で貸し出されて公開されて以来、個人所蔵だったものが、また一般の目に触れることになる。91cm x120cm。くすんだ赤のテーブルを前に座った女性と背の高い花を生けた花瓶。黄土色の背景。1947年から1948年にマチスは7点の室内風景を南仏のVenceで描いている。そのうちの1点。購入価格は明らかにされていないが専門家によれば、$25Mだろうと。Edenfield氏は、この夏に、N.YのディーラーのFranck Giraud氏からアプローチされたとき、はじめ、どのマチスの絵の話をしているか分からなかったそうだ。彼が、1992年にマチスの回顧展を開催するときに、展示することができなかった作品。マチスのこのシリーズの残りの6点はMET, ポンピドーセンター、Phillips Collectionを含む公共機関に収蔵されている。すでにMoMAはマチスについては58点の絵画と彫刻と35点の素描を収蔵しているが、この最後のシリーズの作品は所有していなかった。個人所有であったため、非常に状態がよく、たとえば、皺もなく、キャンバスはオリジナルな白のまま輝いて、手を触れられていない状態。1週間ぐらいで公開されるとのこと。

P.S. N.Y.Timesの記事の文章自体は、このサイトでまだ直接見られるようです。絵は、JuliaさんのサイトがUPしてくださったのでそちらをご覧ください。

N.Y.Timesのサイトには、Michael Sima, via Museum of Modern Art. Henri Matisse at his studio in the south of France in 1948と題された写真があります。マチスのstudioの写真ですが、マチスが暖炉の横にすわり、その暖炉上に、この"The Plum blossom"が飾られていてます。