コラム(36):ロゴ問題を考える
2020年の東京オリンピックのエンブレムの盗用疑惑が問題になっています。
ロゴに込められる精神性
企業や組織のロゴは「理念」「理想」「ブランド」「拠り所」など主に精神性を込めて慎重に検討して決定されるものです。特にオリンピックで使用されるロゴは国民の誇りや尊厳、あるいは未来への期待が込められた尊いものだと思います。
盗用は国民を傷つける
公に使用されるロゴが、盗用された偽物であることを知った時、国民は罪悪感や劣等感、また国民全員が嘘をつくような気分を味わいます。当然、誇りは持てないし、自分たちの尊厳も著しく損なわれます。スポーツマンシップにも反し、爽やかさが消えてしまいます。
問題の本質を見誤る組織委員会
元のデザインのベルギー・リエージュの劇場のデザイナーが、使用差し止めを求めていますが、逆にオリンピック組織委員会は「このような劇場側の態度は、公共団体としての振る舞いとしては受け入れがたい」と非難声明を出しました。
組織委員会は、盗用疑惑が国民をどれほど傷つけるものかを理解せず、つまらない自己保身に走っているのです。
盗作盗用の歴史
デザイン盗用は古くからあります。
朝日新聞社は、大日本帝国陸軍の軍旗(のちに帝国海軍の軍艦旗)、現在は自衛隊旗である旭日旗を模倣して社旗にしています。戦前戦後を通じて戦争への扇動や捏造記事で、国家を混乱に陥れることを繰り返してきた精神性は、盗用など何とも思わない心のありかたと見事に一致しています。
また、民主党は,日章旗(日の丸)を切り取って上下に張り付け党旗にしています。実際、党旗が制定されたばかりの民主党大会では、日章旗を切り取り、二枚を重ねて壇上に掲げました。
ちなみに日本共産党の党旗はソビエト連邦の国旗を模して作られています。
盗用の悪習は、実は朝日新聞社や民主党などにその源流があるのです。彼らに共通した特徴は、自分たちの利得のためなら盗みや違法行為は平気という姑息な精神が存在すると言うことです。
潔い判断を
東京オリンピック組織委員会は 爽快な気持ちでオリンピックを迎えたい国民の期待に応えるべく、賢明なる措置をとるようにお願いしたいと思います。
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