参議院選挙の予測についてのお詫び
参議院議員選挙は、「与党大勝 改選過半数」という結果となりましたが、当ブログの「民進党の大敗」、「一人区での野党共闘の敗北」との予測とは大きく結果が異なりました。謹んでお詫び申し上げます。
選挙結果については今後改めて分析してまいりますが、改憲派の勢力が2/3を超し、憲法改正発議に必要な162に達しました。これにより憲法改正のため検討に入る段階になったことは大きな成果だったと思います。
一方、野党側はますます民進党の存在意義が希薄になりそうです。とりわけ、野党共闘を続けた場合、共産党を利するだけになったため、民進党は内部分裂の火種をかかえてしまいました。(current topics(141),(142)ご参照)
さらに、社民党がさらに弱体化したことは、日教組や自治労の高齢者層やOBの力が低下したことを物語っており、民進党の比例代表当選者の減少と併せて、反体制労組の力が弱体化していると思います。
なお、改憲勢力としてのおおさか維新の躍進は、來たる衆院選まで続くと思います。党名を変更し、ローカル政党のイメージを払拭しそうですから、次の飛躍に結びつけると考えます。
今回の選挙は、結果として、民進党の議員減(改選議席47に対し当選者32)を、自民党とおおさか維新、共産党が食ったことになったのではと思います。
今後は、もう一段、分析の精度を上げ、読者の期待に応えられるだけのブログになりますよう努力精進を重ねてまいります。今後とも、当ブログへのご愛顧のほど、よろしく願い申し上げます。
赤峰和彦