赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

小池氏の選挙活動観察記 current topics(165)

2016-07-24 21:07:46 | 政治見解



current topics(165): 小池氏の選挙活動観察記



今回の都知事選は舛添問題から始まっているだけに、選挙戦ではクリーン度が求められています。
昨日、小池ゆりこ候補の動きを観察してみました。


選挙事務所は池袋駅の西口のビルの6階にありました。
受付に座っている女性から「どなたの紹介でしょうか」と尋ねられました。
以前、応援者を装った人が妨害のため入り込んだことがあったようです。

紹介者はいないので、秘書と話をさせていただきましたが、
事務所内は10数人のボランティアが忙しそうに作業に取り組んでいました。

途中、陣中見舞いを持ってきた人がいましたが、受け取らず、丁重にお断りしていました。
拒絶しているわけではなく、クリーンな選挙をしていこうとの意思が伝わってきました。


事務所を出て銀座四丁目交差点での演説会場に向かいました。

演説は14時からでしたが、
すでに13時前からマック赤坂氏が鉢巻にTシャツ、ズボンまで緑にして演説をしていました。

マック赤坂氏は小池氏が到着してからもその場を離れず街宣車の上に立ったまま聴衆に手を振っていました。
通常、陣取りで険悪な状況になるのですが、小池陣営はもめることなく予定の時間に開始しました。

小池氏の演説が始まると、いきなり交差点を埋め尽くす人であふれました。
後で確認しましたら約3000人の聴衆が集まったとのことでした。
しかも、ほとんどの人が動員された人ではなく、
また、自発的に緑色のグッズを持って参加した人も大勢いました。

小池氏は演説で、都政改革の重要性を訴えていましたが、
突然マック赤坂氏が話に割り込み、「都知事は小池、副知事はマック赤坂」と叫んで聴衆を盛り上げていました。
マック赤坂氏は自分が当選しないことを承知の上で、
都知事を担える人物として小池氏が相応しいと確信していたのだと思います。

選挙戦の相手方であるにもかかわらず、小池氏支援に回ったことは前代未聞です。
競争相手を味方にしてしまう小池氏の影響力の大きさに驚きました。

ビラは法令に従って運動員腕章をつけた人だけが配布していました。
ルールを厳格に守っていたことも印象に残りました。


このあとの演説会場にも行ってみましたが、
どこの演説会場でも、聴衆は小池氏の演説にしっかりと耳を傾けていました。
演説の内容と話し方に引き込まれているようでした。


どの演説会場でも高齢者から若年層まで満遍なく人が集まり、
他の候補者と比較しても男性の支持数も多かったようです。

都議会の改革、都政の改革、あらゆる問題に挑戦していく決意に共感の輪が広がっているからだと思います。


小池陣営の熱気は本物だと思います。

小池陣営の選挙活動を観察して一番関心したことは身の回りの清潔さにあったように思います。


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都知事選挙に名を借りた政権攻撃運動 current topics(164)

2016-07-24 10:22:55 | 政治見解



current topics(164):都知事選挙に名を借りた政権攻撃運動




鳥越陣営は戦略変更しました。

鳥越氏の健康不安、不評の街頭演説、週刊誌記事などを勘案して、都知事候補として戦うことを諦めました。

しかし、このまま都知事選を放棄するわけにいかないので、
落選を承知の上で選挙運動を継続することとしました。

都知事選を応援している野党4党は、
これまで無党派層への浸透を狙い4党が前面に出ることに慎重な姿勢を示していましたが、
知事選挙の名を借りて、安倍政権打倒を主目的とする運動に戦略変更しました。


週刊誌発売の翌22日の有楽町での街頭演説に、
共産党委員長の志位和夫、生活の党の小沢一郎、民進党幹事長の枝野幸男、社民党幹事長の又市征治の各氏らが
鳥越氏と同じ街宣車に乗って演説したのはこのためです。

そのため、鳥越氏の演説や政党による応援演説では、
都政の政策についてはほとんど語られず、野党各党の主張ばかりを叫びはじめています。

この日、応援演説に立った志位氏は
「首都東京から全国、世界に平和と憲法を守り抜くメッセージを発信しよう」
と発し、

鳥越氏は
「東京都からしっかりと、反安倍ということで、はっきりと反安倍の政権を立てます。旗を立てます」
と主張しました。

安全保障政策、憲法、安倍政権批判などおよそ都政を担う知事の役割とは関係の無いアピールをして、
あからさまに政権攻撃に特化しています。


選挙戦の事実上の敗北を認めている鳥越陣営に残されているのは、
反体制活動を扇動するしか道は残されていないようです。


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