赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

③仁義なき中国のハニートラップ:日曜限定版

2023-03-12 00:00:00 | 政治見解



③仁義なき中国のハニートラップ:日曜限定版 :230312情報


日曜日は読者が少なくなるので、これを利用して、中国のハニー・トラップの罠に落ちた人のことを書いています。読者が少ないときの特典で、多くなったら掲載をやめるかもしれません。情報元は台湾独立運動家の方です。

それでは日曜日限定、中国のハニー・トラップの罠に落ちた人の第三弾です。

 (第一弾 ブッシュ・ファミリーに切り込んだ中国の手口)
 (第二弾 ロンドン副市長:「まさか自分が騙されるとは…)


■フランス製薬会社の上級研究員の場合

2011年の11月に、イギリスの『デイリー・テレグラフ』という非常に有名な新聞なのですけれども、その中にまた1つの例が書かれています。

フランスの非常に有名な製薬会社の上級研究員のことを記事として報道したのです。

どういうことかというと、フランス人の上級研究員もまた、なぜか非常にきれいな女性が自分の宿泊先のホテルに訪ねてくるのです。

悩み相談であるかどうかは分からないのですけれども、とりあえず入って、非常に楽しく一夜を過ごしたのです。そしてこのフランス人の上級研究員も「いや、私は何も覚えていない」と言うのです。

本当にこの古すぎる言い訳は早く変えた方がいいと思いますけれども、「私は何も覚えていない」と言うのです。

ところが、彼が何も覚えていないのに、目が覚めるとテレビにビデオが流されているのです。どんなものが流されているかというと、美しい女性と過ごした楽しい一夜のビデオが自分の目の前にあったのです。

もちろん、それからは彼の研究データとかいろいろなものは、中国と共有しなければいけない羽目になっているのは言うまでもありません。


■中国国家安全部と闘った、台湾人ビジネスマンの場合

こういった例は台湾の場合も実はよくあります。台湾に限らず、中国に単身赴任で行ったビジネスマンにはよくあることです。

世界中のビジネスマンが中国に駐在しているわけです。台湾の例も、やはりほとんど単身赴任なのです。

中国で仕事をする場合は、いろいろな手続きなどで、非常に煩雑な部分があるので、できれば中国の政府関係者の友人を持った方が何かと便利なのです。

中国の政府関係者も台湾のビジネスマンと仲良くなるのは望んでいるみたいです。その中に、実は中国の国家安全部の人間が多いのです。これは後に、オーストラリアに亡命していた中国の元情報関係の人間がその手口を明かしたのです。

どういう手口かというと、彼らはまず友人になって、台湾人のビジネスマンに「じゃあ、今度カラオケに行こうか」とカラオケに連れて行くのです。カラオケというけれども実際は売春宿というカラオケも中国では結構多いのです。みんな個室ですし、個室の裏にまた別の部屋があるのです。

単身赴任で行ったビジネスマンは、そういう場所が分かったら今度は案内されなくても自分で行けるわけです。今度は自分で行って、行った途端に警察がやってくるのです。おそらく店の中からの通報だと思います。最初から組んでいるわけですから警察がやってくるのです。

売春は中国では公然の秘密なのですけれども、しかし違法なのです。ですから、「買春行為をすると逮捕する」ということで捕まえるのです。買春行為で中国で逮捕される場合は、いろいろと非常に面倒なのです。会社のメンツもあるし、台湾の家族のこともあるし、捕まったら今度はその会社が何ヶ月間も動かないわけです。

そうすると大体、その台湾人が「中国の当局に友人がいるのでちょっと電話する」となるのです。そして今度は、知り合いとされている政府当局の人間がやってきて、「ああ、これは俺が処理する」と言って、全部消してしまうのです。

そうなると、その後どうなるかというと、すべて把握されているわけですから、その人物の言いなりにならざるを得ないのです。しかも中国の場合は、例えば中国に訪問して彼らが何らかの形でいきなり脅迫してくるということはまずないのです。基本的には非常に態度もいいし丁寧なのです。非常に礼儀正しくて、

しかしそのビデオの存在をほのめかすのです。日本の政治家も中国に視察に行くことが多く、台湾もそうなのですけれども、おそらく帰りに、あるいは翌朝に、「先生、ゆうべは本当に楽しく過ごしていただけましたか?また今度、ぜひ何らかのご用命があれば何なりとおっしゃってください。何でもお手伝いします」と、そういうふうに何かすべて知っているかのような口ぶりで、つまりそのものが存在しているというふうにほのめかすのです。

実はアメリカに亡命している大富豪である郭文貴(かく・ぶんき)は、「中国に訪問しに行った政治家、あるいはビジネスマン、大企業家、財閥は、例外なく何らかのビデオを撮られている」と何度も言っているのです。
もちろん人間ですからみな弱点があるし、人間が誘惑に弱いのは当然なのです。誘惑に強い人や全く誘惑されない人も世の中にいるかもしれませんけれども、たとえいても非常に少ないです。

これは別に誘惑されている方が悪いというわけではなく、誘惑した方が悪いのです。中国人が一番うまいところは、人間の弱みに付け込んで、利用して、そして悪いことをさせるということです。




  お問い合わせ先 akaminekaz@gmail.com【コピペしてください】
  FBは https://www.facebook.com/akaminekaz