赤峰和彦の 『 日本と国際社会の真相 』

すでに生起して戻ることのできない変化、重大な影響力をもつ変化でありながら一般には認識されていない変化について分析します。

トランプ氏が負けるはずがなかったこれだけの理由

2024-11-10 00:00:00 | 政治見解
トランプ氏が負けるはずがなかったこれだけの理由




米大統領選、日本のメディア情報では断片的な話ばかりですので、当ブログで再三取り上げさせていただく国際政治の専門家に、今回の選挙の全体像と、トランプ氏とハリス氏の政策の明確な違いを語っていただきました。

大統領・上院・下院勝利のトリプルレッド達成か?

トランプ氏がアメリカ大統領選挙で大勝利を収めた結果、アメリカは今後4年間、経済が好調となり、国全体が黄金時代を迎えると期待しています。

トランプ氏の勝利は312対226の選挙人票という圧倒的な結果であり、一般投票でもハリス氏を約500万票上回りました。この勝利によって、トランプ氏はホワイトハウス、上院、下院を抑える「トリプルレッド」の状態を確立し、政策実現に有利な立場を確保しました。共和党は上院で52議席を確保し、過半数を維持しています。下院では共和党が過半数の218議席に迫り、さらに上回る見込みです。

選挙期間中は大規模な訴訟や混乱の可能性が懸念されていましたが、大きな事件は発生せず、平穏に進行しました。ハリス氏は電話で敗北を認め、これがアメリカの政治文化における良い慣習「ノーサイド」を示しています。これにより、選挙結果が訴訟で覆されるような事態は避けられました。

トランプ氏は78歳という高齢にもかかわらず、持久力を持って戦い抜いています。


トランプ氏とハリス氏の政策はこんなにも違う

トランプ氏とハリス氏は政策面で大きな対立を見せていました。トランプ氏は「平和の候補」で、戦争調停や国家再建を重視しています。
これに対し、ハリス氏は戦争を誘発し拡大させる「戦争の候補」です。

トランプ氏は厳格な国境管理、規制緩和、減税、言論の自由の重視を掲げ、経済成長と治安強化を目指します。

一方、ハリス氏は過去に国境廃止を支持し、規制強化や増税を推進する立場を取っていました。

経済政策の違いも明確で、
トランプ氏の再選で低インフレ・低失業率の繁栄が期待される一方、
ハリス氏はバイデン政権の政策を引き継ぐことで高インフレや不況が予想されました。

トランプ氏は伝統文化やキリスト教の価値を重視し、市民の自立を促す小さな政府を志向しており、
支持基盤は「民主的ナショナリスト」に分類されます。【※1】

対照的に、ハリス氏は「グローバリスト」として、多国籍企業や社会主義的政策を背景に持つ存在とされます。

治安対策に関しても、
トランプ氏は警察への予算増加を主張し、犯罪防止を強調しましたが、
ハリス氏は警察予算削減を掲げており、これが犯罪増加への懸念を生んでいます。

さらに、エネルギー政策では、
トランプ氏は化石燃料の使用促進とCO2規制緩和を打ち出し、エネルギー自給を目指しました。
一方、ハリス氏はCO2規制の強化と化石燃料廃止を唱えています。

トランプ氏のリーダーシップは多くの困難を乗り越え、支持者にとって勇気を与える存在とされています。これからの4年間、アメリカ経済が再び成長し、世界の平和にも貢献することが期待されています。

【※1】渡邉哲也さんのX(旧ツイッター)の引用;カマラハリス 長い歴史があるローマカソリック主催の大統領候補を呼ぶ晩さん会を欠席 ビデオインタビューを送り付けた。これにニューヨーク大司教ティモシー・ドラン氏が大激怒、カソリックを敵に回しました。
40年前モンデール大統領候補以来の欠席でこの時は49州を失いました。

トランプ氏、アル・スミス氏の年次晩餐会で演説、ハリス氏が録画したビデオを送信。カマラ・ハリスは、1984年のウォルター・モンデール以来、夕食会を欠席した最初の主要政党の大統領候補である。

【関連】equusさんのX引用;過去にモンデールが欠席した時は、レーガンが50州のうち49州で勝利。だから、欠席してはいけなかったんですけどね。

(本日の午後は、『大統領就任式までは安心できないアメリカの現実』
 明日は、   『大統領選であぶり出された【エプスタイン島】』 をお送りします。)
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