current topics(140):小池百合子氏、正式出馬表明の波紋
東京都民だけでなく日本中の有権者の多くは、小池百合子氏を「悪代官たちをやっつける水戸黄門や、遠山の金さんが出てきてくれた」と胸を躍らせています。
そもそも舛添氏の退陣の際、都民の気持ちがすっきりしない理由は、自民党都議連の煮え切らない態度にあったわけです。都連の古臭い体質を誰もが見抜いていたからです。
総理周辺では、小池氏の立候補を公認する方向で調整をしています。
実は、地方自治体(県議、市議など)の自民党議員連の古い利権体質を何とかしなければならないと指摘する自民党国会議員も多く、その意味では良いチャンスともとらえています。
また、参院選の最中でもあり、内部の意思が分かれているという印象を出したくないのも事実です。
一方、小池氏公認に反対する議員もいますが、小池氏の支持率の高さを知っているので、あからさまな態度をとる議員は少ないようです。
民進党は独自の候補を擁立しようとしていますが、小池氏の公約が、民進党候補が考える公約内容をはるかに超え、「冒頭解散」「利権追求」を提示しているので、すでに野党の入り込むすきが無くなっています。
民進党が推そうとしている長島氏は、普段であれば十分都知事が務まる人物ですが、対抗馬が小池氏であることを考えると、勝てる自信はないようです。ただし、民進党の体面上、立候補することもあり得ますが勝てません。
自民党都連が推している元岩手県知事の増田氏は、小池氏に比べると最初から力負けしています。自身の強い意志で立候補するわけではなく、都知事としての明確なビジョンも持っていません。小池氏の一連の記者会見の様子を見て、「小池氏には勝てない」と判断しているようです。したがって、最終的には推薦をお断りするつもりでいます。
小池氏は、生活の党の小沢氏との関係などを取り沙汰されていますが、現在この二人は全く関係がありません。
小池氏は、小沢氏自身の利権体質や常習的なパワハラ、セクハラの実態を良く知っているからです。
おおさか維新は、橋下氏自身が、大阪府、大阪市の内部改革を実施した経験があるので、小池氏に対しては好意的に見ています。場合によっては強い支援体制を組むことも視野に入れているようです。
いずれにしましても、本日の小池百合子氏記者会見は、複数の民放テレビ局が実況中継し、NHKニュースでも大きく取り上げられました。記者会見で自らの選挙公約をしっかりと時間をかけて説明しているので、選挙カーでの街宣で、一から説明する必要もなく、公示前にもかかわらず有効な選挙活動ができたようです。
見事なまでの演出でした。
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