あかねの出来事

毎日いろいろな出来事、出会いがあります。
今日はどういう一日だったでしょう?

東京大空襲の夜

2018-03-10 22:01:03 | Weblog





明日は東日本大震災から7年目となります。

そして、今夜は東京大空襲の夜。

一夜にして10万人の方が命を失いました。


母は生き残り、今も、どこの日になると、
あの夜は・・・・・と延々と語りだします。

生きるために、深川から皇居前まで
走って走って、その間に目の前で、人が炎に包まれ、
倒れている姿を見て。

こと、いまも心に傷を残し、なんとか86歳。

戦争は人が起こす「殺人」と、つぶやいていました。

亡き父の叔父は硫黄島で、戦死し、遺骨もかえってきていません。
父は叔父からいただいた「髭剃り」を大事に大事に
自分の命が絶えるまで、持っていました。

母も自分の年齢、体調を考えるようです。


昨日は
「仁和寺には、
生きているうちにおそらくいけないから」、
ということで、私は上野に付き添い、同行しました。

生きている、生き残ってしまった。。。

という複雑な思いをいまだ、母は抱えています。
今夕もそういう想いの語りの食卓でした。

平和を守る、繋いていく。

東日本大震災で被災なさった皆様も
いまだ、仮設住宅で暮らしていたり、
故郷に帰ることが叶わない方がたくさんいらっしゃる。

母はい同様に、自分の体験(疎開とか。。。
自宅を失い、親戚宅に身を寄せたこととか・・・)と
重ねて、しまい、辛い一日となる。

平和な世の中がまで続くように、
当たり前の日常がいつまでも続くように。

その想いで母は生きているように思います。