関西の人なら知らない人はいないたかじんさん。金スマで百田尚樹の新作の宣伝を兼ねて取り上げていた
記憶を辿ると私が関西の大学に行っていた頃「大阪のテレビはおもろい人が居るな」と、そして「大阪というか
関西の地域性がなければ、こういうことはできないのかも と感じた次第。もしかしたら違う番組かもしれないが。
でも、生前最後の謎の2年間をああいうVで流すことは、どうなんだろうか?とも思った。
多くの仲間をもち、気配りができ、でもテレビでは暴走系のおもろさを演じていたそのたかじんをそのままに
それが虚像であっても そのたかじんでいたかったからこそ、連絡を断ったのではないか?
そこを百田尚樹は「人間の性である死との闘い・恐怖」を描こうとしているのだろうが、多分関西の人が見たら
たかじんのイメージを壊しやがって問いに違いない。
ただ、最後の3ヶ月間夫婦となった妻こそが「太く短く」生きたのかもしれない。財産狙いなのかもしれないが
得てして人間は期間だけを捉えがちだ。私は写真をやると決めた時に考えたことは、「写真歴が何年」という
捉え方ではなく「一日の密度でそんなのは変えられる」というスタンスだった。
財産争いがあるようだが、左耳の聴力喪失よりも、看病に明け暮れたとしたならば、それは密度の濃い
献身だったとも言えそうだ。