成犬だったため、貰い手がいなかったななではあるが、びしっと訓練されているので、飼うには楽だった。
ただ、頭が良すぎるので、人間の行動を先読みすることや、自己解決型であるところが、
飼う方jとしてはあまりにも利口すぎて、人間には依存しないように感じてしまったので可愛いとは
なかなか思えなかった。
ご飯の器を出すと、率先してお座りをして待っていて、器を置くとお手とおかわりを人間が言う前にするのである
実は、ななを飼う前に飼っていた忘れえぬわんこがいたので、どうしても比べてしまうのである。
このわんこの事を書くのが本来は順番なのだが、このわんこが18年間いつも私と共にいたので別れが
辛すぎて、今でもなかなかかけないのだ。
この別れがあり私はPTSDになってしまったので、気分を変えようとした親がつれてきたのである。
動物愛護センターで体調管理をしっかりされていたので、中型犬で体重が9kgで、運動能力はすごく
良かったが、散歩の途中の誰も来ない公園で離すと凄いスピードで公園を何週もするのであるが、
これも訓練されたのかもしれないが、なんとなく、飼う方としては面白くはなかった。
そんな感じでどうしてもなじめない部分があったのだが、ある日の夕刻に母と散歩に出かけたのだが
待てど暮らせど帰ってこない日があった。
あとで聞いた話では、タクシーをやり過ごそうと白線内で待っていたら、タクシーにはねられたとのことで
そのタクシーの運転手が、そのまま病院に連れて行ってくれたとのことだった。
後ろの足のところを強打していて、骨は折れなかったが足から腹部にかけて何針か縫うけがをしてかえって
きたのである。ちゃんと病院に連れていった運転手ではあるが、ななからすればどうも紺色の
上下を着た人間は自分に危害を加えると判断してしまったようで、以来そういう感じの人をみると
パニックに陥るようになってしまった。
つづく