AMGのエアロとチューニングが施されているベンツだけど、V12という表示は
とても控えめでした。だから良いのです。ただエンジンルームを見たときの
失望は相当なもので一番上に金属の塊があるだけでした。
内装もシンプルでしたし、唯一木目調ではなくて本当の木を職人が作ったらしい
メーターは 速度計が320キロまでありました。
ですが、一旦乗ってみると6000ccのエンジンとツインターボでトルクが太い
のであっという間に150キロでますしターボがはたらくのは比較的低回転で
街中では極端に言えばアイドリングだけで充分でした、
当時はフルスモーク規制前だったので全面真っ黒けにしていて、電話用の
アンテナを後部に付けていました。雨の日の夜などはミラーがみえないので
狭い道路で鉢合わせになると相手の車が勝手にバックしてくれました。
ベンツのロングボディが乗りやすい理由は、最小小回り半径が国産車にはなかった
ハンドルを目いっぱい切って最後のところで少しだけタイヤが傾くという
仕組みがあったからです。ちなみに車検はとらないかったので2年間で、また
走行距離もあまり多くなかったので、高かったけれど下取りも高かったので
計算してみると2年間で700~800万の車を買ったのと同じ程度でした。
仕事で知り合った人がヤナセの社長梁瀬さんと懇意にしている人でしたから
何かとたすかりました。