戦後の不可思議な時代に 大島に墜落した旅客機がある。
謀略がある場合、必ず消息不明のあとに全員無事のリークが流れる。
この時も 落語家がその飛行機に乗っていて、予定稿といって、
時間に縛りがある新聞社は 二通りのものを用意しておく(活字を組んでいた時代)
ご丁寧にも その落語家の コメントまで作っていてそれを使ったのだが
世紀の大誤報となった。
理由は 大島に激突して全員死亡していたからである。
(大観光機撃墜事件の時も全員無事とながれた)
この時に 日本の新聞社が現地を特定しかねていたのち 大島で惨劇を
発見するのだが その時にはすでにGHQアメリカは 先に特定していたのに
日本に通告しなかったのである。戦後のアメリカ支配下では数々の不可思議な
事件が起きている(松本清張などは日本の黒い霧を書いている)
ところで 新聞社は現在でも予定稿を使うのが常識で、平和な話でいえば
野球などでどちらが勝つか最後まで分からないときなどだ。
それと 1枚の写真 をキャプションで全く違うものとすることがある
学生運動が盛んだった時代に 火炎瓶が引火した学生の写真がある。
それを機動隊員が踏んでいるような写真があるのだが
キャプション1 炎に包まれた学生をさらに足蹴にする機動隊員
キャプション2 火炎瓶の炎が強く必死に消そうと試みる機動隊員
1と2 では 一枚の写真の持つ意味が 全く異なるのである。
写真は 真実を写していたとしても 説明文で真逆の意味になることがある
これを 見抜くことはなかなか不可能である。最近では~記者クラブに
流されるリークをもとに記事を書くことが多すぎる。
私が西部本社で嘱託をしていたとき、新聞社の社旗を立てた黒塗りの車で
取材に行くことがあった。報道でテレビに映る黒塗りの車はメディアのものだ。
何にしても上から目線なのである。そして強引傲慢な人間も多い。
自分たちが 正義 だと勘違いしている 哀れな人達である。