僕が思ったのは 年代ごとに自分の或いは個人の感受性って変わるんじゃないか
ということ。写真もそうだし芸術と言われるものは、発信するさいと受信するとき
の波長があるとしたら 自分の年齢で初めてわかることもあれば、昔は感激した
一冊の本を読んで見直して傍線なんて引いてあるのが、なんでここなの?
なんてこともある。本は大量にありすぎて、買って読み始めたらつまらないので
放置しておくと それが不思議なことに五年後とか10年後に読むと
面白く読めることもある。
一人の写真家を例に挙げてもその一生の中で 大きく変化する部分と
そうでない部分があることがわかる。
私は仕事だけの写真になってしまいもちろんやるからにはそれが目標だったので
仕事だけで1年が明け暮れる事に 多少の違和感を感じた
だから 時たまロケの帰りなどに 夕焼けが奇麗だと思ったら、30分位
撮影することもした。この場所が良いと決めたら、車の後ろに コーンを立てて
路駐堂々として三脚を何本も出して いかにもみたいに写していた。
不思議なもので 大がかりっぽいと誰も文句を言わない。
それとか あっスピードとかいろいろな勘違いがある。それはともかくとして
数十年ぶりに訪れた場所で 同じアングルで写真を写していた。
しんぽがないのかどうか