少年が川崎の中1殺害事件の容疑者の家やお別れ会場内でネット中継をしていたそうだ。
なんでも警察の指導で中断したそうだが、この行為を「ジャーナリストの卵と見るのか、ジャーナリズムを
騙った自己宣伝行為と見るのか」判断が別れるかもしれないなと思っていた。
多分、自己満足で「もどき」をしてみたというところだろう。ただ、じゃぁテレビ局ならいいのかといえばそうも言えない
ただ大きな違いは、権利の侵害などに配慮しているのかどうかというところかもしれない。
犯人達の行動は許しがたいものだが、あくまでも現時点での法律では少年法が適用されるのであり、犯人なのに
匿名が用いられる。さらに、加害者の家族には一定の批判があって然るべきだが、だからといっても
プライバシーがあるので、そこは順守しなければならないところなのだ。
生中継した際には、犯人宅の前から中継?をしたらしいが、これは場合によっては名誉毀損罪で告訴されることも
ありうる。
ジャーナリズム、ジャーナリストというのは、全てとは言わないがそうした事を配慮した上で報道したり書いたりしている
のである。
人殺しについては殺した人間が一番悪いことは言うまでも無いので・・・・・としか考えない少年の中継は
中世の魔女裁判と同じ結果を生むことも、関係法令を知り守るべき権利も殺人者にはあることも
考えておくべきだと思うが、ミニジャーナリズムという方法論と可能性を皮肉な事に投げかけたのかもしれない