転院した所はリハビリ専門病院でアメニティ料といってパジャマとリハビリ用の服が
毎日交換される。だから患者は皆同じ服装である。僕の担当であるSSさんがメインでリハを
していたが年末の頃に
ー来たときはふらふらだったけれどどうにか落ち着いたので次のリハは外出してみるからね
このSSさんが炭酸禁止、フロア移動禁止、コンビニ禁止などとSWなどと決めた張本人なのだが
普段のリハビリで部下には教えないやり方をおしえてくれたりしたので(復活のどこかに書いた)
目標を決めて外出するのだが、最初のころは病院の中のように平たいところで過ごしたしたのとは
足折れ(膝がかくんとなる)躓きなどがあり、私が歩けなくなった時にといって車椅子を
片手に片道20分の道のりをついてきてくれた。仕事だから当たり前といえばそれまでだが
昔入院していた時に見ず知らずの患者の車椅子を押してあげた時すごく重たかった記憶がある
いつも人の少ない階でりはをしていた。友達にもうすぐ成人になる子がいるといっていたので
たぶんアラフォー?ともかく体を自由自在に操るのだ。だからこれやってみてといわれても
なかなかできずに悔しい思いをした。他のリハスタッフにこういうのをおそわったんだけど
どうやるのか?と聞いいて教えてもらおうとしたら、えーそんなのやったの?多分できない
なんて言われる事もあり、そんな時多少の復讐を込めて「あ、足そうじゃなくて外にもっと
だすそうです。」とか「そこで手をついてはいけないそうです」なんて突っ込みを入れた。
ーそっかぁ Sさん顔赤くしてやっていたのこれ?と反撃をうけたり。
ーーーーーーーーー<本題に行けないので仕切り線>---------------
おおよその退院日が決まると外出訓練が増えた。外出するときは2着しかないけど私服に
着替えた。赤か黒のワイシャツとコートかダウンジャケットこれを組み合わせていた。
フロアから移動するにはエレベーターしかなくて、すれ違う看護師とか職員に
ー誰かと思ったらSさん・・(社交辞令だんべ)皆私服を着ると印象が変わるんだよね
と言われたが、これしか着るものがない。
以外にも身体的なリハビリをしないリハビリの人が、リハビリの部屋に入ったあとに
ーSさんってコート着ているとカッコいいと同僚が言っていたけど私も出掛ける時見たよ
(ん?!)
ー私小さいからコートの中にはいって外歩きたいな
ーんじゃぁ外出の許可取ってください。お安い御用でというか、親子だなぁ外歩いていたら
ーでも私の仕事では外出許可とれないの(だったらいうなよな)
別の人
ーあっ明日退院なんでお世話になりました
ーええっ私明日休みなの・会えないじゃーん。もう・・(だったら休日出勤してよ)
ーまぁそういうことなんで 頑張ってね。
別の人
ーーーーーーーーー<きわどいので 書けま線>----------------
やはり最後にSSさんの事を。
ー帰宅訓練の時後ろで見ていてどれだけ心配だったかわかる?足折れするし、よそ見をするし
(以下略)感情を外に出さない方なので、一番こたえた。やはりリーダーだけあって
その短い言葉に温かいものを感じた。