受け取り方で非礼かもしれないが

予期せぬ事故で死んでしまった人は、もしかすると死を意識しないで万人が迎える最後を意識せずに済んだという一点のみに於いてだけだが私が迎えたい死に方である。
道を歩いていたら上からものが落ちてきて、電車の脱線、仮眠中の飛行機墜落、等での即死ーつまり苦しまずに例えば今日は何を食べようかなぁ～と言う平凡な日常が一瞬で終わる・・・そんなかたちで自分の始末が出来たら私としてはべすとである。
畳と病院のベットだけは避けたい。
不謹慎な書き方だけれども個人の信条なのであしからず。
回りくどい書き方をしたが手術の回数も多く当然術後は痛みや苦しみにさいなまれることもあり、またバイクで左折トラックに潰されたり、突然出てきた車にぶつけられて反対車線まですっ飛んだり普通の人より死に近い経験を幾度もしたフラシュバックも経験した。その時死を意識したが、フラッシュバックで出てくる場面がなんでやねんということばかりで驚いた。
多分なんでやねんと憤りを感じたから生き返ったのかもしれない。
　という訳で私は臆病なのである。
長崎のキリシタン十六聖人のように進行を貫き火炙りを喜んで受け入れたなんて到底私には無理だ。
ただ、私が思うには死があるのは、新しい生命のためだということである。
どこまで生きるのかは
定めがあるに違いないが、その時が来たら、畏怖することなく次の世代が幸福であるよう願うと思う。