『炭道具』 茶道資料館 ※3月31日(日)まで
久しぶりに茶道資料館を訪れた。
だって、炭道具の展覧会だったから。
私にとって炭手前は憧れ。
自宅を稽古場に茶道を習い始めた私。
電熱器(電熱炭)を使っていたので、炭を用いることからして「本格的」。
その後、上京して改めて習う時になって稽古場を決めるポイントは「炭」。
その願いが叶えられた時は嬉しかったなぁ。(大炉はなかったけれど)
今日庵で長年使われてきたもの、保存してきたと思われる炭道具の数々はとても見応えがあった。
羽箒は鳥類の資料としても貴重なのだろうなぁ。
珍しく美しい羽箒の中には鑑賞としての用途のものもあったみたい。
(そりゃ、使えないよねぇ)
そして、一番興味を引いたのは炉中の炭が燃える映像。
お茶事の初炭→懐石→中入→後入→濃茶に至る過程で炭に火がどうついていくかを
炉の真上から撮影したものを5倍速で流している5分間の映像。
面白かった~。
懐石の時は煮えがつかなくて、ハラハラしたけれど、濃茶の時は枝炭が燃え尽きるくらいに轟轟。
なるほど~
という感想をその夜宿泊したゲストハウスの御主人(お茶人さん)に話したところ、
「実際には上に茶釜がのっているわけで、そうするともっと空気の対流があるから、炭が燃える速度も速くなるのでは」
あ、なるほど~
炭って、本当に面白い。
私はお点前よりお手前の方が好きかもなぁ、と自覚した。
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