特別展『本阿弥光悦の大宇宙』
★東京国立博物館 ※3月10日(日)まで サイト
先週の3連休初日に行ってきた。
9:20に入り口に着いたら、そこそこの行列で。
「押し合いへし合いの中で光悦を鑑賞するのかぁ」とゲンナリしていたら、
行列の多くは本館の中尊寺金色堂展の方だったようで、
平成館の方はさほどではなく、ゆっくり鑑賞できた。
トップバッターの国宝の舟橋蒔絵硯箱。
トーハク所蔵だし、蓋が盛り上がった硯箱は他でも観たことあるので、物珍しいというより懐かしい。
続いては、本阿弥家の本業である刀や刀にまつわる文書。
続いて、光悦の書。謡曲の台本。
重文の鶴下絵三十六歌仙和歌巻。
俵屋宗達が描いた鶴の動きがステキな蒔絵が全巻長~く展示されているのは圧巻。
見応えあった。
歌そのものはほとんど読めないんだけど、
「柿本人丸」とか「紀貫之」「紀友則」「伊勢」「壬生忠峯」といった歌人名は読めたのが嬉しかった。
光悦の筆跡って、「きれい」というよりは抑揚がある感じがいい。
晩年は卒中を患って手が震えていたらしく、そんな中で書いたものもあった。
確かに、そういわれて見ると震えた感じに見える。でも、美しい。
そして、茶碗。
森川如春庵が所持した黒楽「時雨」と赤楽「乙御前」がそろい踏みしたのは久しぶりじゃないかなぁ。これも懐かしい。
加賀光悦まで展示されていて、感動。
参考?で長次郎の「無一物」や道入の「鵺」まであった。
やっぱり、光悦そのものを理解するのって、難しい。
以前、五島美術館で鑑賞した光悦展を思い出した。
今回は図録を買わなかったけど、五島の光悦展図録は買ったので、今度捜して読みたいな。
迷ったのは光悦グッズ。
鶴絵巻物のマスキングテープがよかったんだけど、
実際に買って貼るのは無理なので、諦めた。
代わりにチケットフォルダー買って、会場を後にした。
トーハクのバックナンバーリストはこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます