朱の徒然

変形性股関節症の76歳

行楽日和・・・佐賀城下

2017年03月10日 | 日記

 春だというのに、寒い日が続きます。

 うかうかしていると、佐賀県多久市出身で、カナダ在住「池田学の細密絵画展」が終わってしまいます。

 昨日の8度の気温は、風も吹き 寒かった。今日は、日中は15度まで上がるというので、今日でしょ!と朝からGIと佐賀城近辺に出かけました。

 

 まず、リニューアルされた「大隈重信記念館」へ。

 大隈重信は、天保9年生まれで、大正11年に85歳で亡くなっていました。 61歳で初の政党内閣を作り、77歳で第2次内閣を・・。と知れば、長い間、日本に与えられた力のほどが分かりますね。

 また52歳の時、玄洋社の来島恒喜に爆弾を投げつけられ、右足切断で義足を使用。足が不自由でも、表舞台で頑張られたのですね。その時の大隈夫人の賢妻ぶりも書かれていました。(現在の我が国の首相夫人の愚鈍さが腹立たしい。夫婦揃って、公から退場退場と毒づきたくなりますね)

  大隈旧宅(生家)で寛ぐ?夫婦。

 

 それから「佐賀城下 ひなまつり」の街なみ 少しだけ拝見。

 

 お昼は「ホテルニューオオタニ佐賀」へ。

 佐賀城濠の護岸には、樹齢300年越えの大楠が何本も群生し、幹の途中には、椿の花まで咲いているのが見えました。 野鳥の遊ぶ佐賀の城濠側ならではの、のんびりと リッチ気分のランチ! やっぱり、ホテルランチは 幸福感に満たされますね。

 

 ロビーーのお雛様。

 

      

 その後「佐賀県立美術館」へ。

 『池田学展  凝縮の宇宙』は、やっぱり大変な人出でした。

 作品名「誕生」も良かったけれど、作者の日常生活のスケッチやお便り、文章の上手さ、字の美しさにも魅かれました。でも、ゆっくり見は 許されない人出でした。

 

 次に、GIが TVで紹介されていたというパン屋「1954江頭」へ連れて行ってくれました。ホント、ふわふわ感、あっさり感が独特で美味しく、価格も安く これからの佐賀訪問には、欠かせなくなりそう・・。(キャラメルアイスも 美味しく、お茶とコーヒーは無料。だから 人も多かったね)

 

 旅のラストは、温泉でしょ?「山茶花の湯」。脊振山・岩清水湧水の露天からの 眼下に広がる佐賀平野。雄大だね。

 

      歴史と暮らしが、濠を囲んだ城下にあるって、美しいですね。 佐賀日和 佐賀満喫の旅でした。

 

  久しぶりの、ドライブのテーマ曲は 天才 さだまさしの「無縁坂」を歌う前川清。GIは、前川清の旅のTV番組見てからフアンに・・。今日の気分は、「東京砂漠」より「無縁坂」でしたね。

                      作詞作曲 さだまさし    泣けるねー。

     母がまだ若い頃 僕の手を引いて この坂を上るたび いつもため息をついた

     ため息つけば それで済む 後ろだけは見ちゃダメと 笑ってた白い手は とても柔らかだった

         運がいいとか悪いとか  人は時々口にするけど

           そういうことって確かにあると  貴方を見ててそう思う

     忍ぶ不忍 無縁坂 かみしめる様な  ささやかな僕の母の人生 

 

     いつかしら 僕よりも母は小さくなった  知らぬ間に白い手は とても小さくなった

     母は全てを暦に刻んで 流して来たんだろう 悲しさや苦しさは きっとあったはずなのに  

         運がいいとか悪いとか  人は時々口にするけど

           巡る暦は季節の中で  漂いながら 過ぎてゆく

     忍ぶ不忍 無縁坂 かみしめる様な   ささやかな僕の母の人生

  

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